2025年10月18日
ドライブ・クレイジー:タイペイ・ミッション(原題:WEEKEND IN TAIPEI)
監督:ジョージ・ホアン『ザ・プロデューサー』
製作・脚本:リュック・ベッソン
撮影:コリン・ワンダースマン『DOGMAN ドッグマン』
音楽:マッテオ・ロカシューリ
出演:ルーク・エヴァンス(ジョン)、グイ・ルンメイ(ジョーイ)、サン・カン(クワン)、ワイヤット・ヤン(レイモンド)
麻薬取締局(DEA)の捜査官ジョンは、麻薬密売の疑いのあるクワンの組織への潜入捜査に失敗した。帳簿データがあるという匿名のメールが台湾から届いたが、上司は捜査の継続を許さず休暇を命じた。密かに台北へ飛び、メールの差出人と接触する。なんとクワンの養子のレイモンドという少年だった。しかもレイモンドの母はかつての恋人ジョーイ。天才的なドライブテクニックで裏社会の違法な物品のトランスポーター(運び屋)をしていた。当時捜査のため台北を訪れたジョンは彼女と出会い恋に落ちたが、帰国した後連絡が取れなくなったまま十数年が経過。ジョーイはクワンの妻となっていたが、ジョンがクワンの部下に追いこまれたとき車で激走、追手を振り切って身を隠す…。
つい先月『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』で観たばかりのグイ・ルンメイ。仕事や家事、親の介護と疲れの見える主婦役でしたが、今度は台湾で暗躍する富豪の妻役です。ゴージャスな衣装も似合えば、天才ドライバーとして台北の街を疾走するきりりとした表情も似合います。
ルーク・エヴァンスとサン・カンはそれぞれ人気シリーズの「ワイルド・スピード」に数本ずつ出演していて、共演もあったのかも。
冒頭の中華料理店厨房でのアクション、追いつ追われつのカーアクションなど楽しみどころをお見逃しなく。グイ・ルンメイはあまり変わりないのに、ルーク・エヴァンスはずいぶん体重が増えた感じです。太りやすいお年頃になったんですねぇ。(白)
デビュー作『藍色夏恋』(2002年)での爽やかな高校生役が忘れられないグイ・ルンメイ。出演しているとなれば、観たくなる女優さんの一人。本作では、10代の息子がいる母親役で、もうそんな歳に・・・と感慨深いものがありますが、爽やかさにカッコよさがプラス。期待を裏切りません。
リュック・ベッソンが台湾を舞台に撮ったこの映画には、モダンな台北の街と、風情ある海辺の漁村の両方が出てきて、西洋人が好みそう!
スクリーンの前が舞台になっているレトロな映画館で、上映中の映画の前でルーク・エヴァンスとサン・カンが闘うシーンがあるのですが、そのスクリーンに雪の中にチャン・ツィイーのアップ。そして、金城武にアンディ・ラウ。中華圏の映画が好きな人なら、すぐにわかるシーンが展開されます。客席で観ている老夫婦、3D映画みたいだと!(咲)
2024年/フランス、台湾、アメリカ/カラー/100分
配給:アット エンタテインメント
(C)2024 - EuropaCorp – All rights reserved (C)Photo Hsing-Hsuan Kao
https://drivecrazytm.com/
★2025年10月24日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか全国順次公開
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