2025年09月27日
ブライアン・エプスタイン 世界最高のバンドを育てた男(原題:MIDAS MAN)
監督:ジョー・スティーヴンソン
出演:ジェイコブ・フォーチュン=ロイド(ブライアン・エプスタイン)、エミリー・ワトソン(母クイニ―)、エディ・マーサン(父ハリー)、ダーシー・ショウ(シラ・ブラック)、エド・スペリーアス(テックス)
ブライアン・エプスタインは、祖父が始めた家具店で日々忙しい毎日を送っていた。父が驚くほど営業の才能を発揮した。店舗に増設したレコード部門も2年後には看板部門に成長。1961年11月、リヴァプールのクラブ「キャヴァーン」で、まだ駆け出しの4人組ローカルバンド「ビートルズ」と出会った。バンドのメンバーたちにマネージメント契約をする。ステージマナーを教え、ステージ衣装をスーツに変えた。精力的に有名レコード会社を回り、ついにEMI傘下のパーロフォンからデビュー、瞬く間にビートルズは世界中に名を馳せる。しかし彼の中には仕事の成功では埋められない大きな空洞があった。
5人目のビートルズとも言われた敏腕マネージャーのブライアン・エプスタイン。真面目な仕事人間であった彼はビートルズの才能を早くから見出し、彼らの成長や発展に大いに貢献しました。同性愛者であることは秘密にしていましたが、両親の元に脅迫電話がかかってきたことで、家族に知られてしまいます。当時は治療できる病気と思われていて、同性との性行為は処罰の対象でもありました。映画の中で父親と母親の対処の違い、彼の苦しみが描かれています。今でこそ、同性婚の話題も出るようになりましたが、60年代では苦悩も深かっただろうと想像します。そんな悩みもあってかたびたびアスピリンを飲んでいる場面もありました。ビートルズが公演活動をやめ、アルバム制作に転換した後、1967年過剰摂取のため32歳で亡くなりました。30歳で本人が著わした自伝は日本でも発行されていますが(1972年/片岡義男訳/新書館)早世を見越していたようで切ないですね。
ビートルズのメンバーに扮したのは「ニュー・ホープ・クラブ」のヴォーカル、ブレイク・リチャードソン(ポール・マッカートニー役)や、ディズニーの配信作品『パンプキン』(24)のジョナ・リース(ジョン・レノン役)、レオ・ハーヴィー=エレッジ (ジョージ・ハリスン役) 、キャンベル・ウォレス (リンゴ・スター役)とそれぞれ、そっくりとはいきませんが雰囲気は似ています。ファンの皆様、ぜひ大きな画面でお確かめください。 (白)
2024年/イギリス/カラー/スコープ/112分
配給:ロングライド
(C)STUDIO POW (EPSTEIN).LTD
https://longride.jp/lineup/brian/
★2025年9月26日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
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