2025年09月19日
ザ・ザ・コルダのフェニキア計画(英題:The Phoenician Scheme)
監督・脚本:ウェス・アンダーソン
原案:ウェス・アンダーソン、ロマン・コッポラ
撮影:ブリュノ・デルボネル
音楽:アレクサンドル・デスプラ
出演:ベニチオ・デル・トロ(ザ・ザ・コルダ)、ミア・スレアプレトン(リーズル)、マイケル・セラ(ビョルン)、ブライアン・クランストン(レーガン)、トム・ハンクス(リーランド)、ブライアン・クランストン(レーガン)、スカーレット・ヨハンソン(ヒルダ)、ベネディクト・カンバーバッチ(ヌバル)、マチュー・アマルリック、ジェフリー・ライト、ウィレム・デフォー、ビル・マーレイ
1950年代のヨーロッパ、独立国フェニキアの大富豪ザ・ザ・コルダが乗ったプライベート・ジェットが上空で突然爆発した。これが6度目の暗殺未遂だが、強運なザ・ザはまたしても生き延びた。兵器と航空業界での世界的な実業家には敵が多い。これまでの強引で冷徹なやりくち、限りなく黒に近い灰色の彼は常に命を狙われていた。今や一世一代のプロジェクトを取り組んでいるザ・ザは、一人娘のリーズルを後継者として育てることにする。修道女見習い中の娘と会うのは6年ぶりだ。
リーズルは父の汚れた財産を嫌悪するものの、善行の資金になると考え直す。亡き母の死の真相も知りたい。家庭教師で昆虫学者のビョルンと共に父の旅に同行する。
ザ・ザと娘のリーズル、家庭教師のビョルンの3人のほか、出演者が書ききれないほど並んでいます。主役クラスの方々が嬉々としてヘンな役を演じて、登場するたびにニヤついてしまいました。ベニチオ・デル・トロにあてがきというザ・ザは、攻守ともにハイレベルのやり手実業家ですが、娘との関係修復に目覚めました。初めは不信の目を向けていたリーズルも修道院と違って危険だらけの旅をするうちに、心に変化が起きてきます。ケイト・ウィンスレットの実の娘ですが、親の七光りではなくオーディションを勝ち抜いて主役を勝ち取りました。見た目も雰囲気もすでにベテラン?スターたちとの共演でたくさん貴重な体験をし、得るものも多かったのでしょう。
ザ・ザのプロジェクトの進行、父と娘のその後と気になる点がたくさん、ドラマだけでなく、作品内で使われた絵画や小物なども監督こだわりの本物や特注品が使われているので、好きな方には眼福です。(白)
2025年/アメリカ、ドイツ合作/カラー/シネスコ/102分
配給:パルコ、ユニバーサル映画
Courtesy of TPS Productions/ Focus Features (C)2025 All Rights Reserved
https://zsazsakorda-film.jp/
★2025年9月19日(金)TOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国ロードショー
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