2025年09月12日

韓国ミュージカル ON SCREEN「ファントム」(英題:Phantom)

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脚本:アーサー・コピット
作曲、歌詞:モーリー・イェストン
原作:ガストン・ルルー「オペラ座の怪人」
出演:キュヒョン(ファントム/エリック)、イム・ソンヘ(クリスティーヌ・ダーエ)、ユン・ヨンソク(ゲラール・キャリエール)、シン・ヨンスク(マダム・カルロッタ)、エノク(フィリップ・シャンドン伯爵)、イム・ギホン(アラン・ショレ)、キム・ジュウォン(ベラドーヴァ)

19世紀末のパリ、オペラ座。この劇場には“ファントム”と呼ばれる怪人が住み着いていた。生まれながらの醜い顔を仮面で隠し、地下に潜む青年、エリックがその正体。歌手を夢見るクリスティーヌの歌を偶然聞いたエリックは亡き母の姿を彼女に重ね、密かに個人レッスンをする。次第に才能を開花させ、オペラ座での大役を任されるクリスティーヌ。そんな彼女にオペラ座のパトロン、シャンドン伯爵は愛の告白をするのだが、プリマドンナの嫉妬と陰謀で思わぬ悲劇が人々を襲う。

「オペラ座の怪人」として発表された小説が原作。昨年6月には同じ原作の映画版『オペラ座の怪人』が4Kリマスター版で20年ぶりに上映されました。映画ならではの豪華なセット、地下の水路などが圧巻でした。
こちらはミュージカルです。1986年に上演されたアンドリュー・ロイド・ウェバー版がクリスティーヌ中心だったのに比べ、エリックの心情をより丁寧に描いています。天賦の才能がありながら孤独に生きてきた彼がクリスティーヌと出逢ったことで、初めて知る恋心が切ないです。オペラ座が舞台なので歌唱が他より多い気がしますし、心をこめて歌い上げる出演者たちが素晴らしい!映画版となったことで、アップで観られる表情にもご注目。2週間限定ですのでどうぞお見逃しなく。(白)


☆9月12日(金)新宿ピカデリーにて、俳優 加藤和彦さんのトークがありました。
日本でファントムを演じ、韓国ミュージカルの俳優たちと交流を続けている加藤さんは、ファントム風のファッションで登壇。第一声は韓国語でのご挨拶でした。「キュヒョン君でなくてごめんなさい」と自分で訳もこなします。この「ファントム」舞台も韓国で観劇されているそうで、その歌唱力、表現の豊かさを絶賛。最後には赤いバラを手に、客席でマスクをつけた観客たちと記念撮影。

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2021年/韓国/カラー/180分
配給:ライブ・ビューイング・ジャパン
(C)EMK Musical Company, All Rights Reserved
https://kmusicalonscreen.com/phantom/

★2025年9月12日(金)新宿ピカデリーほか全国順次公開
posted by shiraishi at 22:11| Comment(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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