2025年07月27日

入国審査(原題:UPON ENTRY)

upon.jpg

監督・脚本:アレハンドロ・ロハス、フアン・セバスティアン・バスケス
撮影:フアン・セバスティアン・バスケス
音楽:ラケル・トラス
出演:アルベルト・アンマン(ディエゴ)、ブルーナ・クシ(エレナ)、ローラ・ゴメス(バスケス審査官)、ベン・テンプル(バレット審査官)

移住のために、バルセロナからNYへと降り立った、ディエゴとエレナ。エレナがグリーンカードの抽選で移民ビザに当選、事実婚のパートナーであるディエゴと共に、憧れの新天地で幸せな暮らしを夢見ていた。ところが入国審査で状況は一転。パスポートを確認した職員になぜか別室へと連れて行かれる。「入国の目的は?」密室ではじまる問答無用の尋問。やがて、ある質問をきっかけにエレナはディエゴに疑念を抱き始める──。

低予算(65万ドル)&短期間(17日間)で撮影した、それも監督デビュー作!!
各地の映画賞を席巻しました。新生活にわくわくするカップルが飛行機で飛び立ったものの、ニューヨークの玄関口で止められてしまいます。なんで!? 77分間、観客は二人と一緒にドキドキとハラハラすることになります。こんな目に遭いたくない・・・
このストーリーテリングの上手さよ、新人監督?と資料を見直しました。お二人とも長編作品監督こそ初ですが、数多の制作に携わり、ロハス監督は映画ジャーナリストでもありました。バスケス監督は撮影分野から脚本、出演へと足場を広げ、シッチェス映画祭の審査員でもあります。観客としての目も肥えているのでしょう。緊張が続いてのあのラストにやられました。濃密な77分間です。お楽しみに!(白)


別室に呼ばれて、あれこれ質問攻めにあう二人。果たして、入国できるの?と、観ている私も緊張。事実婚の仲ながら、へ~そうだったの?と、知らなかった相手の過去も出てきて、あらあらと。
緊張の77分が終わって、観た人と一緒に絶対語りたくなる物語。
ロハス監督自身の故郷ベネズエラからスペインに移住した際に、実際に体験したことからインスピレーションを受けて作ったとのこと。私自身、別室に呼ばれての尋問ではないけれど、イスラエルのエルアル航空のチャーター便で出国前に、しつこく質問攻めにあったのを思い出します。パスポートには中東の国の出入国記録がたくさんあったので、根掘り葉掘り、何しに行った? 知り合いは?と。途中で係官が交代して、また同じような質問をされました。整合性のない人物は怪しまれる???  移民受け入れに厳しくなったトランプ政権。アメリカに行きたいとは思わないけれど、移住したい人にとっては厳しい入国審査が待ってそうですね。(咲)



2024年/スペイン/カラー/77分
配給:松竹
(C)2022 ZABRISKIE FILMS SL BASQUE FILM SERVICES SL SYGNATIA SL UPON ENTRY AIE
https://movies.shochiku.co.jp/uponentry/
★2025年8月1日(金)全国ロードショー
posted by shiraishi at 20:16| Comment(0) | スペイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください