2025年07月19日
長崎 閃光の影で
監督:松本准平
脚本:松本准平 保木本佳子
原案:「閃光の影で 原爆被爆者救護 赤十字看護婦の手記」(日本赤十字社長崎県支部)
撮影:灰原隆裕
語り:美輪明宏
出演:菊池日菜子(田中スミ)、小野花梨(大野アツ子)、川床明日香(岩永ミサヲ)、水崎綾女(川西トキ子)、渡辺大(秋山学)、田中偉登(岸本勝)、加藤雅也(田中幸次)、有森也実(田中チヨ)、萩原聖人(岩永信行)、利重剛(小川一郎)、池田修一(少年の祖父)、南果歩(南原令子)
1945年の夏。看護学生の田中スミ、大野アツ子、岩水ミサヲの幼馴染の3人は、大阪の看護学校が空襲で休校になったため長崎に帰郷した。家族と久しぶりに再会してまもなくの8月9日11時2分、よく晴れた空に閃光が走った。アメリカが広島に次いで長崎にも原子爆弾投下し、街は一瞬で焦土と化した。スミは祖母の家へ向かうバスの中。アツ子は日本赤十字社で看護婦見習い中、ミサヲは父と浦上天主堂から出たところだった。何万もの死傷者に呆然としながらも、医師とスミたち看護婦は不眠不休で救護活動にあたる。新型爆弾と知っただけで、原爆症の知識もなく治療法も不明。医薬品もすぐに底をつく。
被爆から35年後にまとめられた日本赤十字社の看護婦たちの手記を元にした作品です。長崎出身の被爆三世である松本准平監督がいつか原爆の映画をと願い続け、このたび実現しました。
戦争中とはいえ、あまりにも多くの人の命と暮らしが吹き飛びました。原爆投下後の描写は、観る人を慮ってソフトになっています。直視できないほどの惨状だったことは、残された写真(米軍から制限され、接収され、のちに返還)や丸木位里・丸木俊夫妻の原爆絵図で想像してみてください。
映画に切り取られた若い看護婦たちの日々から、様々な思いが湧きあがります。過酷な日々の中で精いっぱい生きた人々がそこにいます。今ある平和な暮らしは、そんな過去の上に築かれたもので、けっして当たり前ではありません。人は次第に忘れてしまうこと、何度でも間違うことを胸に刻んで、次の世代につなぎたいものです。(白)
●本作品は『UDCast』方式による視覚障害者用音声ガイド、聴覚障害者用日本語字幕に対応しています。
2024年/日本/カラー/109分
配給:アークエンタテインメント
(C)2025「長崎 閃光の影で」製作委員会
https://nagasaki-senkou-movie.jp/
★2025年7月25日(金)長崎4劇場先行公開
8月1日(金)より全国ロードショー
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