2025年07月03日
映画 おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!
監督:二宮崇
原作:練馬ジム
脚本:藤井清美
撮影:中島敬
出演:原田泰造(沖田誠)、中島颯太[FANTASTICS](五十嵐大地)、富田靖子(沖田美香)、城桧吏(沖田翔)、大原梓(沖田萌)、東啓介(砂川円)、松下由樹(五十嵐美穂子)、曽田陵介(佐藤周大)、山崎紘菜(堀田)
沖田誠は古い常識と偏見に凝り固まった52歳。会社ではかつての上司と同じくパワハラを繰り返し、部下から疎まれていた。我が家では一国一城の主のはず…だった。妻はボーイズグループの推し活中。大学生の娘・萌はBLの同人誌を作るのに夢中。高校生の息子・翔は可愛い物やメイクが好きな乙女男子。男らしくスポーツ少年にという誠の夢は叶わず、不登校で引きこもり「お父さんみたいになりたくない!」と拒絶されてしまった。
誠が変わったのは、ゲイを公言している大学生の大地と知り合ってから。目からうろこの誠は、それまでの自分を深く反省する。以来少しずつアップデートされて、ぎくしゃくしていた家族それぞれの「好き」を認めることができた。今は愛犬カルロスとも良い関係を保っている。誠の変化に困惑していた部下たちも、歓迎してくれた。大地はパートナーの円と結婚。全て順風満帆に見えた矢先、誠は新しい取引先の責任者に会う。なんと彼は、誠とは因縁のある元部下の佐藤だった。
原作は毎日読めるLINE漫画。2024年1月から東海テレビ・フジテレビ系の土曜ドラマで放送されて大好評!このほど劇場版としてスクリーンに登場しました。テレビドラマでのスタッフ、使ったセットが映画でも使われたそうで集合した俳優さんたち、ただいまって感じだったでしょうね。俳優・原田泰造さんは2018年の主演映画『ミッドナイト・バス』で初めて観ましたが、いろんな映画に顔を見せているのに気づきました。今やお笑いの「ネプチューン」より、ピンで活躍する俳優さんとしての方がなじみがあります。この誠お父さんは、アップデートのおかげで好感度あがり、自分の親に見てほしいと思われたとか。LGBTsや推し活、BL2次創作など新し目の話題が詰まったホームドラマです。観ているうちにこちらの意識もアップデートできそうです。
テレビではめでたいラストで安心させてくれた誠や家族に、劇場版では新しい難題がふりかかります。しかーし誠は以前とは違っています。以前傷つけてしまった佐藤にどう向き合うのか、劇場でご覧ください。(白)
2025年/日本/カラー/114分
配給:ギャガ
(C)練馬ジム | LINEマンガ・2025 映画「おっパン」製作委員会
https://gaga.ne.jp/oppan-movie/
★2025年7月4日(金)より全国ロードショー
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