2025年06月23日

カーテンコールの灯  原題:Ghostlight

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(C)2024, Ghostlight LLC.  

監督:ケリー・オサリヴァン、アレックス・トンプソン(『セイント・フランシス』)
脚本:ケリー・オサリヴァン
出演:キース・カプフェラー、キャサリン・マレン・カプフェラー 、タラ・マレン、ドリー・デ・レオン

アメリカ、郊外の海辺の町。建設作業員のダンは、昨年家族に起きた悲劇から立ち直れず、仲が良かった妻や思春期の娘とすれ違いの日々を送っていた。ある日、工事の音がうるさいと声をかけてきた中年の女性から、アマチュア劇団の稽古場に誘われる。 経験もなく、最初は乗り気でなかったダンだったが、個性豊かな団員たちと過ごすうちに、自分の居場所を見つけていく。劇団では「ロミオとジュリエット」を上演予定で、ジュリエット役は、ダンに声をかけてきた中年の女性。当初のロミオ役が下りたため、ダンが突然ロミオ役に抜擢される。だが、自身のつらい経験が重なって次第に演じることができなくなる。本番当日、家族や仲間の想いが詰まった舞台の幕がついに開く・・・

ダンの家族に、去年、いったい何があったのか・・・ それが、「ロミオとジュリエット」の練習をするうちに、次第に明らかになっていって、「ロミオとジュリエット」とも重なる状況に、観ている私にも、ダンの苦しい思いが迫ってきました。 演劇で、刑務所に収監されている囚人が更生をはかるといったことも行われますが、果たして、ダンや家族にとって、この「ロミオとジュリエット」はどんな影響を与えたのでしょうか・・・
ダンを演じたのは、シカゴの舞台や映画で長年活躍してきた名優キース・カプフェラー。妻と娘を演じているのは、実生活でもキースの家族である妻タラ・マレンと娘キャサリン・マレン・カプフェラー。本物の家族が演じた物語。
それにしても、こんなに年を取ったロミオとジュリエット! 観ているうちに、これもありかと思わせてくれました。(咲)


2024年/アメリカ/英語/115分/5.1ch/カラー/PG12)
日本語字幕:小坂 志保
配給:AMGエンタテインメント
公式サイト:https://amg-e.co.jp/item/curtaincall/
★2025年6月27日(金)Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下他全国公開




posted by sakiko at 13:15| Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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