監督・脚本︓イ・ヨソプ
出演︓カン・ドンウォン 、イ・ミスク、イ・ヒョヌク、チョン・ウンチェ、タン・ジュンサン、イ・ジョンソク
依頼を受けた殺人を事故死に見せかける“設計者”ヨンイル (カン・ドンウォン)。次期検事総長候補の殺害計画を請け負ったヨンイルは、彼のチーム員のジャッキー (イ・ミスク)、ウォルチョン (イ・ヒョヌク)、チョンマン (タン・ジュンサン) と共に、徹底した設計と事前準備を行う。そして、ついに実行に移そうとした瞬間、想定外の事故が発生する。それは、偶然による事故なのか? 誰かの手によって仕組まれた事故なのか? 命を狙われながらも事態を整理しようとするヨンイルの頭をよぎったのは、別の計画殺⼈犯の存在と原因不明の事故によって命を落としたかつての仲間、チャンヌンの最期の姿だった・・・
ジョニー・トー製作、ソイ・チェン監督、ルイス・クー主演の香港映画『アクシデント/意外』(2008年)のリメイク。
しっかり韓国テイストに仕上がっています。
とはいえ、計画殺人を設計する中で、「飛び降り自殺に見せかける?」「レスリー・チャンだ」「エイプリルフールの自殺、悲惨な皮肉ね」という会話が出てきて、ドキッとさせられました。
イ・ミスク演じる“設計者”のチーム員ジャッキーは、最近、アルツハイマーと診断されたものの、座っているだけで迫力ある女性。
キム・シンノク演じる事故調査課の女性刑事も、鋭い捜査で笑わせてくれます。
カン・ドンウォンは、初期の『彼女を信じないでください』『オオカミの誘惑』から注目していましたが、歳を重ねて、少し落ち着いた感じもします。

『MASTER/マスター』公開の折に来日舞台挨拶を取材したのを懐かしく思い出します。
さて、現実に、事故死として処理されたものが、実は入念に捏造された殺人だったなんてことが、もしかしたらあるのでしょうか・・・ (咲)
2024年/韓国/99分/5.1ch/シネマスコープ
字幕翻訳︓⽯井絹⾹
配給:クロックワークス
公式サイト:https://klockworx.com/movies/plot/
★2025年06月20日(金) より新宿バルト9ほか全国公開