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監督：キム・デウ
出演：ソン・スンホン、チョ・ヨジョン、パク・ジヒョン
監督：キム・デウ（『情愛中毒』）
出演：ソン・スンホン（『情愛中毒』「エデンの東」）、 チョ・ヨジョン（『情愛中毒』『パラサイト 半地下の家族』）、 パク・ジヒョン（「財閥 x 刑事」）
指揮者ソンジンの婚約者スヨンが「動画をみて」のメモを残して去った。
「私、ベルリンに戻ろうと。結婚に向いてない。あなたが悪いんじゃない」
スヨンはオーケストラのチェリスト。楽団長であるソヨンの母親は、チェロも荷物もそのままだという。スヨンが自分の穴埋めに指名していたチェリストの後輩ミジュがやってくる。雨の中、車でミジュを送る途中、夕食を共にし、さらに家に誘う。その家は、スヨンやミジュのチェロの師匠だった女性の家で、ソンジンとの結婚が決まったスヨンが師匠から譲り受けたものだった。スヨンとの寝室で、ソンジンとミジュは一線を越えてしまう。欲望のままに求め合う二人を、失踪したはずのスヨンが、すぐ＜そこ＞で見守っていた･･･
キム・デウ監督の前作『情愛中毒』も、エロティシズム溢れる作品でした。ソン・スンホン演じるきわどいシーンも、とても美しかったのを思い出します。本作でも、魔が差して一線を越えてしまうソンジンの思いを、ソン・スンホンが細やかに演じていていました。
『情愛中毒』は妻がいながら、部下の妻に恋する純な男を描いた物語でしたが、本作の真実は、驚くものでした。
チェロの師匠の家は、師匠の父が日本併合時代、７３１部隊にいた医務官が建てたもので、「秘密」がありました。ぞくぞくする真実は、ぜひ劇場で！ （咲）
2024年／韓国／115分／1:2ユニビジョン／カラー／5.1ch／R18+
字幕翻訳: 田村 麻美
配給：シンカ／ショウゲート
公式サイト：https://synca.jp/higan/
★2025年6月20日(金)より、新宿ピカデリーほか全国公開
