2025年06月15日

レオ:ブラッディ・スウィート  原題:LEO

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© Seven Screen Studio

監督:ローケーシュ・カナガラージ(『囚人ディリ』、『ヴィクラム』『マスター 先生が来る!』
脚本:ローケーシュ・カナガラージ、ラトナ・クマール、ディーラジ・ヴァイディ
撮影:マノージ・パラマハムサー 
音楽:アニルド  
編集:フィローミン・ラージ  
製作会社:セブンスクリーン・スタジオ
出演:ヴィジャイ(『マスター 先生が来る!』)、トリシャー・クリシュナン(『PS1 黄金の河PS2 大いなる船出』)、サンジャイ・ダット(『PK ピーケイ』)、アルジュン・サルジャー

インド北部、ヒマーチャル・プラデーシュ州シムラーに近いテオグの町。カフェを経営し、動物保護活動家でもあるタミル人のパールティバンは、妻サティヤと息子シッドゥ、娘チントゥとともに平穏に暮らしていた。
ある夜、カフェ閉店直後に入ってきた客が銃で女性店員シュルティを脅す。この一帯を荒らしまわっているシャンムガムが率いる凶悪な強盗団だった。パールティバンはレジの現金を渡してその場を収めようとするが、娘チントゥにも危害が及びそうになり、咄嗟に5人の敵を射殺してしまう。パールティバンは逮捕されるが、裁判で正当防衛が認められ無罪となる。夫たちを殺された強盗団の妻たちは復讐を誓う。
一方、この事件は全国的に報道され、パールティバンの顔写真を見た煙草の製造販売を行うアントニーが、直々にカフェを訪ね、「お前は私の息子のレオだ」という。アントニーは裏では麻薬の製造密売を行うマフィア。行方不明になっていたレオは、パールティバンなのか・・・

冒頭、山裾の雪の残る静かな町にハイエナが出没。逃げ回る人々。学校の校庭に入り込んだハイエナに一人で対峙し、ついに捕まえるパールティバン。動物保護活動家でもある彼は、ハイエナを殺さず、自分の家で飼うことにします。 迫力溢れるオープニング。パールティバンが並外れた力の持ち主であると同時に、心優しい人物であることが伝わってきました。
そして、5人の強盗団を一気に退治してしまうパールティバン。新聞に大きく報道されたことで、タミルにいるアントニーの目にとまります。アントニーを演じるサンジャイ・ダット、迫力があって、なかなか素敵です。
パールティバンは、アントニーの息子レオなのか? と、最後の最後まで引っ張る面白さ。
本作も、“大将” ヴィジャイの存在感を見せつけてくれました。(咲)


2023年/インド/タミル語/161分
字幕:渡辺はな、監修:小尾淳
配給:SPACEBOX
公式サイト:https://spaceboxjapan.jp/leo/
★2025年6月20日(金)より新宿ピカデリーほかにて公開





posted by sakiko at 16:31| Comment(0) | インド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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