2025年06月12日

舟に乗って逝く 原題:乘船而去 英題:Gone with the Boat

6月13日(金)よりグランドシネマサンシャイン 池袋、アップリンク吉祥寺、キネカ大森ほか全国順次公開

チラシ補正_R.jpg
©2023 Fractal Star Film Production Co., Ltd., Infinina Media Co., Ltd.


監督・脚本・編集:陳小雨(チェン・シャオユー)
製作:黄帆(ホアン・ファン)
撮影:黄一川(ホアン・イーチュアン)
美術:鄧暁珍(ドン・シャオチェン)
音響:張印(チャン・イン)
作曲:愚生(ユーション)
出演
葛兆美(グォ・チャオメイ)
刘丹(リウ・ダン / リュウ・ダン)
吴洲凯(ウー・チャウカイ)
何必(ブレント・ハース)
何圳煜(ホー・ジェンユ)
刘凤凰(リュウ・フェンフアン)

江南地域の水郷地帯。多くの運河があり、かつては舟が生活の要で、各家庭に舟があった町・徳清。かつて舟で嫁入りした母に重い病気が見つかった。治療を巡り、アメリカ人の夫と上海に暮らす長女と、旅のガイドをしながら風来坊のように暮らす弟の間で、意見が食い違う。余命宣告を受けた老齢の母と、それぞれ事情がある娘と息子が織りなす家族の物語。葬ること、葬られること、逝くことを美しい映像でつづったドラマ。

1994年生まれの陳小雨(チェン・シャオユー)監督は、水郷として有名な江南地域の湖州市徳清出身。トロントへの留学を経て、故郷・徳清に自身の製作会社を立ち上げ、本作を撮影した。

制作のきっかけは、監督の祖母との思い出。登場人物に自身の家族を重ねながらも、異なる世代それぞれの感情を丁寧に織り上げ、オリジナル脚本を書き上げました。最も愛する監督は台湾のエドワード・ヤン。この映画を作るにあたって影響を受けたのは小津安二郎監督の映画。また、若手を育成するプログラムに選ばれ、脚本から撮影まで指導してくれたのは、一昨年突然の訃報で映画ファンを悲しませたチベット出身の名匠ペマ・ツェテン。チェン・シャオユー監督、尊敬する監督たちから得た「真実」を描くことの大切さを本作に込めたと語っています。


「人生って、素晴らしい Viva La Vida」やドラマ「開端 RESET」への出演で知られるリウ・ダンが長女を演じ、2024年・第37回金鶏奨にて最優秀助演女優賞を受賞。中華映画特集上映「電影祭」2024および現代中国映画祭2024では「船に乗って逝く」のタイトルで上映された。

中国/99分/2023/
配給:ムヴィオラ、面白映画
公式サイト:https://fune.moviola.jp/
posted by akemi at 09:56| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください