監督:パット・ブーンニティパット
製作:ワンリディー・ポンシティサック ジラ・マリクン
脚本:パット・ブーンニティパット トサポン・ティップティンナコーン
出演:
エム:プッティポン・アッサラッタナグン
祖母:ウサー・セームカム、
サンヤ・クナーコン、サリンラット・トーマス
大学を中退してゲーム実況者を目指す青年エムは、従妹のムイが祖父を介護して豪邸を相続したと聞き、自分も楽をして暮らせないかと画策。一人暮らしの祖母メンジが末期癌であることを知り、メンジュに近づき、彼女から信頼され相続を得ようとする。
厳格で気難しい祖母は、早起きしてお粥売って生計を立てていた。エムはいやいやお粥売りを手伝っていたが、祖母の慎ましくも懸命に生きる姿や考え方に触れる中で彼の考えは変わっていった。一緒に暮らし、早起きして仕事を手伝い、病院にも連れて行く。祖母に寄り添って暮らすようになった。
メンジには3人(長男、長女、次男)の子どもがいて、エムは長女の子ども。母はスーパーの仕事をしながら女でひとつでエムを育てていた。長男はそこそこ収入もあり、裕福な生活をしていたが、次男は賭け事好きで借金だらけ。そして、メンジは意外な遺言を遺した。エムはがっかり。でもどんでん返しが…。最後は泣ける。
バンコクの古い町並みの中で、繰り広げられる祖母と孫の心温まる交流を、ユーモアたっぷりに描き、本国タイで大ヒットした他、アジア各地でも若者を中心に支持を集めたヒューマンドラマ。
ドラマ「I Told Sunset About You 僕の愛を君の心で訳して」でブレイクした俳優・ミュージシャンのビルキンことプッティポン・アッサラッタナクンが主人公エムを演じ、祖母役のウシャ・セアムクンが78歳にして俳優デビュー。「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」のサリンラット・トーマットがエムの母を演じた。
タイ映画史上初、アカデミー賞国際長編映画部門ショートリスト入り。製作は『ハッピー・オールド・イヤー』(OAFF2020)、『ふたごのユーとミー 忘れられない夏』(OAFF2023)等で知られるGDH。
お調子者のエムは、なんとか樂にお金を得たいと考え、おばあちゃんの家で同居を始めた。でもおばあちゃんと生活しているうちに考えが変わって行きました。おばあちゃんが亡くなった時、意外な事実がわかります。最後は痛快な話になりました。そして涙も。タイのお墓は亀甲型で沖縄の墓ににているんですね(暁)。
公式HPはこちら
2024年 タイ 125分 言語:タイ語 字幕:日本語
日本語字幕:小河恵理 後援:タイ国政府観光庁
配給:アンプラグド
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