2025年05月08日

うぉっしゅ

wash.jpg
(C)役式

★2025年5月2日(金)新宿ピカデリー/シネスイッチ銀座 他 全国公開
上映情報 

ソープ嬢とおばあちゃんの介護。
Wワークで<祖母との暮らし>を始めます。

監督、脚本、企画、編集:岡﨑育之介
音楽:永太一郎
共同プロデューサー:神原健太朗 ムラタマリエ ラインプロデューサー:赤間俊秀
監督補:佃直樹 助監督/美術:中村光寿 
撮影:江成隼 照明:西野正浩 録音:岩﨑敢志 
出演
孫・加那役:中尾有伽
祖⺟・紀江役:研ナオコ
ソープ店同僚・すみれ役(31)/中川ゆかり(40)
ソープ店同僚・久美役(26)/西堀文(26)
ソープ店ボーイ・柿谷役(33)/嶋佐和也(ニューヨーク)(38)
加那宅の家政婦・名取役(47)/髙木直子
加那の母・早苗役(50)/磯西真喜(63)

映画界に新たな風を吹き込む注目株俳優・中尾有伽×認知症の祖母・紀江役に芸能生活55周年・研ナオコがW主演

 ソープ店で働く主人公・加那(中尾有伽)。ある日、母から電話が。「一週間だけ、おばあちゃん の介護してくれない?」仕事のことを隠していた加那は、ソープ嬢ということを秘密に、翌日から祖母宅⇔ソープ店を行き来して、“人 の身体”を洗い続ける二重生活〈ダブルワーク〉をすることに。認知症が進み、名前すら覚えていない祖母・紀江(研ナオコ)の介護に奮闘する加那。会うたびに“初対面”を繰り返してゆく毎日。「どうせ忘れる」相手に対し加那は、祖母との暮らしの中で、本当の事を素直に打ち明けられている自分に気付く。そして祖母の知らなかった、これまでの人生と孤独が垣間見えてきて...。

ひょんなことから昼は認知症である祖母の介護、夜はソープ嬢とWワークすることになった主人公・加那と祖母の1週間を描いた本作。加那は、祖母の介護もソープ嬢も相手に忘れ去られてしまう仕事だと思っていたが、これまで自分も祖母の事を忘れていたのではないかと気づき――。この春、大切なあの人に会いたくなる、人との繋がりを描いた、とびっきり温かい作品が誕生した。

W主演の一人、ソープ嬢・そして孫の加那役を演じるのは、映画『窓辺にて』や、ドラマ「エルピス-希望、あるいは災い- 」などに出演し、映画界に新たな風を吹き込む注目株俳優・中尾有伽。そして認知症の祖母・紀江役には9年ぶりの映画主演となる研ナオコが熱演。

この映画の中で、「祖母が私たちを忘れたのではなく、自分が祖母のことを忘れていたから、祖母も私のことを忘れてしまった」というようなセリフが出てきて、ハッとした。そうかもしれないと思った。
それにしても、毎日「初めまして」の繰り返し。認知症になると、昔のことは覚えているのに、最近のことは覚えていないと言われるけど、私は昔のことを覚えていない。というか、思い出せない。友人たちと話していても、映画のタイトルや俳優、監督などの名前ができてこない。これも認知症の始まりか…。研ナオコのとぼけた認知症の祖母役、はまり役(暁)。


ソープ嬢が主演?!と、ちょっと引いてしまったのですが、殿方には残念ですが、期待した場面はなくて、映し出されるのは「職場」を綺麗に磨き上げるソープ嬢の姿。そして、祖母の身体を丁寧に洗ってあげるのも、職業柄、手慣れたもの!
メイン①.jpg
(C)役式
なにより、認知症の祖母役を研ナオコさんが演じていることに興味津々。 最初はぼさぼさ頭の、いかにもの老女だったのが、孫娘にピンク色に染めてもらって、ハイカラなおばあちゃんに変身! 
サブ⑥.jpg
(C)役式
身なりを整えると、こんなにも印象が違うのだと、普段、あまり気を使ってないことを反省。いくつになっても、お洒落心を忘れないようにしなければ。
PXL_20250206_060150431.MP.jpg
そして、この素敵な孫娘とお祖母ちゃんの物語を紡いだ岡﨑育之介監督は、永六輔さんのお孫さん。イケメンです! (咲)



配給:NAKACHIKA PICTURES
2023年|115分|カラー|DCP
posted by akemi at 21:15| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください