2025年はボリビア独立200周年の記念年
そして、日本との協働50周年
ウカマウの60年の軌跡の全てを一挙上映!
配給:シネマテーク・インディアス
配給協力:スタンス・カンパニー/ムヴィオラ 宣伝:スリーピン
公式サイト:https://www.jca.apc.org/gendai/ukamau/
★2025年4月26日(土)~ 5月23日(金)K's cinema(新宿)にて開催
南米ボリビアの映画集団ウカマウ
世界をひっくり返した新しい映画運動と時を同じく
60年代から先住民の視点に立った映画づくりを続ける
ウカマウ映画の五原則
〔ホルヘ・サンヒネス監督〕
第一:アンデス世界に固有の円環的な時間概念に基づいた語りの仕組みとしての「長回し」を活用すること
第二:社会的な調和を重んじるアンデス的な概念に照応させて、個人的な主人公ではなく集団的な主人公を重視すること
第三:西洋映画に典型的な方法である、観客を脅しつけ驚愕させることで画面に一体化させてしまう「スペクタクル」を排し、内省的なふり返りを促す方法を生み出すこと
第四:「クローズアップ」の使用をできる限り避けること
第五:他ならぬ歴史的な現実を生き抜いた人びと自身が演技者となるような場で協働すること
南米ボリビアの映画製作集団ウカマウ。世界に新しい映画の波をもたらしたヌーヴェルヴァーグと時を同じく、白人層に力が集中していたボリビアで、住民の半数以上を占める先住民(アイマラ人やケチュア人ら)に無関係な映画を作ることはできないと考えたホルヘ・サンヒネスらを中心に、1962年に活動を開始。今もなお世界に訴えかける映画製作を続けている。その影響力は、中南米、欧米にとどまらずアジアの映画作家に及んでいる。今回の特集では、初上映となる新作2本を含む全14作品を一挙上映。
◆上映作品◆
各作品の内容につきましては、こちらで!
https://www.ks-cinema.com/movie/ukamau60/
女性ゲリラ、フアナの闘い -ボリビア独立秘史-
Guerrillera de la Patria Grande, Juana Azurduy
2016年/カラー/103分
監督:ホルヘ・サンヒネス
シネジャ作品紹介
30年後 -ふたりのボリビア兵-
Los Viejos Soldados
2022年/カラー/105分
監督:ホルヘ・サンヒネス
シネジャ作品紹介
革命
Revolución
64年ライプチッヒ映画祭ヨリス・イヴェンス賞 ほか
1962年/白黒/10分
落盤
Derrumbamiento
¡Aysa!(ケチュア語原題)
1965年/白黒/20分
ウカマウ
Así es
Ukamau(アイマラ語原題)
‘66年カンヌ映画祭青年監督賞
1966年/白黒/75分
コンドルの血
Sangre de Cóndor
Yawar Mallku(ケチュア語原題)
‘70年仏ジョルジュ・サドゥール賞 ほか
1969年/75分/白黒
人民の勇気
El Coraje del Pueblo
‘71年ベルリン映画祭 OCIC(国際カトリック教会)賞
'71ペサロ映画祭最優秀映画賞
1971年/白黒/93分
第一の敵
El Enemigo Principal
Jatun Auk'a(ケチュア語原題)
‘75年カルロヴィヴァリ映画祭グランプリ ほか
1974年/白黒/98分
ここから出ていけ!
Fuera de Aquí!
Lloksy Kaymanta(ケチュア語原題)
‘77年カンヌ映画祭監督週間正式出品 ほか
1977年/白黒/102分
ただひとつの拳のごとく
Las Banderas del Amanecer
‘83年ハバナ新ラテンアメリカ映画祭ドキュメンタリー部門グランプリ
1983年/カラー/92分
地下の民
La Nación Clandestina
‘89年サンセバスチャン映画祭グランプリ
‘89年ハバナ新ラテンアメリカ映画祭 外国紙グラウベル・ローシャ賞
1989年/カラー/125分
鳥の歌
Para Recibir el Canto de los Pájaros
‘95年ロカルノ映画祭「質と刷新」賞
‘95年ボリビア映画祭 銀撫子賞
1995年/カラー/100分
最後の庭の息子たち
Los Hijos del Ultimo Jardín
2003年/カラー/97分
叛乱者たち
Insurgentes
‘13国際政治映画祭第一位(ブエノスアイレス) ほか
2012年/カラー/83分