2025年03月30日
HERE 時を越えて 原題:HERE
監督:ロバート・ゼメキス
原作:リチャード・マグワイア
脚本:エリック・ロス&ロバート・ゼメキス
出演:トム・ハンクス、ロビン・ライト、ポール・ベタニー、ケリー・ライリー、ミシェル・ドッカリー
『フォレスト・ガンプ』チーム再結集!!
地球上のある地点にカメラが固定され、その場所に暮らす幾世代もの家族が交差して描かれる愛と喪失、記憶と希望の物語。
恐竜たちが駆け抜け、氷河期を迎え、オークの木が育ち、先住民族の男女が出会う。
悠久の時を越えて、オークの木が伐採され、土地がならされ、1907年に一軒の家が建つ。
最初にこの家を買ったのは、ジョンとポーリーンの夫婦。やがて女の子が生まれるが、予期せぬ運命に見舞われ引っ越してゆく。次にレオとステラというアーティスティックなカップルが入居し、個性的なインテリアで部屋を生まれ変わらせる。約20年間、仲良く暮らした2人は、ある“発明”に成功し、新たな世界を求めて旅立ってゆく。
1945年、戦地から帰還したアル(ポール・ベタニー)と妻のローズ(ケリー・ライリー)がその家を購入し、やがて長男リチャードが生まれ、続いて長女のエリザベス、次男のジミーが誕生する。高校生となったリチャード(トム・ハンクス)は絵が得意でアーティストになることを夢見ていた。そんな中、別の高校に通うマーガレット(ロビン・ライト)と出会い、恋におちる。マーガレットは、高校卒業後は大学に進学し、弁護士になることを目指していた。だが、ここから思いがけない人生が始まる・・・
定点観測の物語。私が今いる場所にも、かつてどんな暮らしがあったのだろうと想像すると楽しいです。とはいえ、一つの家が壊され、新しい家が建っても、さて、前はどんな家だった?と思い出せないのが常。
本作は、トム・ハンクスとロビン・ライトが高校生から70代までを演じているというので、どんな特殊メークを?と思ったら、VFXを使って年を重ねていくという手法。VFXを加えた映像を現場で見ながら、シーンごとの年齢に合うように瞬時に動きを調整したのだそうです。
クリスマスや感謝祭など、家族が集う時も時代を越えて描かれ、「同じこの場所」で、様々な人の喜怒哀楽が繰り返されてきたことを思いました。(咲)
2024年/アメリカ/英語/104分/カラー/5.1ch/ビスタ
字幕翻訳:チオキ真理
提供:木下グループ 配給:キノフィルムズ
公式サイト:https://here-movie.jp/
★2025年4月4日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
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