2025年03月20日

ベイビーガール  原題:Babygirl

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監督・脚本・プロデューサー:ハリナ・ライン
出演:ニコール・キッドマン、ハリス・ディキンソン、アントニオ・バンデラス、ソフィー・ワイルド

ニューヨークで起業して、CEOとして采配を振るうロミー(ニコール・キッドマン)。舞台演出家の優しい夫ジェイコブ(アントニオ・バンデラス)と子供たちと、誰もが憧れる暮らしを送っているが、実は満たされない思いを抱えていた。
そんなある日、ロミーは会社の前で大型犬に飛びつかれそうになる。暴走する犬を、ある青年が一瞬で落ち着かせる。その青年サミュエル(ハリス・ディキンソン)は、彼女の会社の新しいインターンとしてロミーの前に現れる。インターン向けのプログラムの指導者にロミーを選んだサミュエル。二人きりの面談の席で、「あなたは権力欲が強いのではなく、命令されるのが好きなはずだ」と挑発する。最初は威厳を保っていたロミーだが、やがてサミュエルに主導権を握られ、刺激的な駆け引きに溺れていく・・・

ハリナ・ライン
監督/脚本/プロデューサー
1975年、オランダ生まれ。ヴィジョナリーな監督、プロデューサー、俳優、脚本家であり、限界を押し広げる破壊的で挑発的な物語を創り出す才能で知られている。監督デビュー作『Instinct(原題)』(19)は、ロカルノ国際映画祭でプレミア上映され、ヨーロッパ映画賞最優秀新人賞にノミネートされ、アカデミー賞®最優秀国際長編映画賞へのオランダ代表作品となる。続くA24製作の『BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ』(22)はSXSWでワールドプレミア上映され、フィルム・インディペンデント・スピリット賞最優秀監督賞にノミネートされる。俳優としては、ポール・ヴァーホーヴェン監督の『ブラックブック』(06)、トム・クルーズと共演した『ワルキューレ』(08)に出演している。(公式サイトより)

仕事も成功し社会的地位もあり、そばには優しい夫もいるのに、女として満たされない思いを、ハリナ・ライン監督は女性だからこその目線で大胆に描いています。
ニコール・キッドマンが、監督の意図をみごとに体現。女性だって、欲望のままに自分を解き放ってもいいのだと、本作は教えてくれます。もちろん最低限のモラルは守って。
年上のCEOを誘惑するインターンの青年サミュエルを演じたのは、『逆転のトライアングル』『アイアンクロー』のハリス・ディキンソン。まったく違うタイプの役柄でした。(咲)


2024年/アメリカ/ビスタ/5.1ch/114分/PG12
配給:ハピネットファントム・スタジオ
公式サイト:https://happinet-phantom.com/babygirl/
★2025年3月28日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー



posted by sakiko at 20:01| Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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