2025年02月28日
デュオ 1/2のピアニスト (原題:Prodigieuses)
監督:フレデリック・ポティエ & ヴァランタン・ポティエ
撮影監督:ダニー・エルセン
音楽:ヴァルダ・カコン、ダン・レヴィ
コンポーザー:ダン・レヴィ
音響:マルク・ドワーヌ
出演:カミーユ・ラザ(クレール・ヴァロア)、メラニー・ロベール(ジャンヌ・ヴァロア)、フランク・デュボスク(父 セルジュ)、イザベル・カレ(母 カトリーヌ)、エリザ・ダウティ、ティボー・デシュラー
双子の姉妹、クレールとジャンヌは幼いころから父の厳しい指導のもとピアノにうちこんできた。姉のクレールはあがり症の妹ジャンヌをいつも励まし、寄り添ってきた。内気なジャンヌは姉に背中を押してもらいながら、ピアノへの情熱は負けていない。2人はよきライバルであり、かけがえのない仲間でもあった。目標の名門カールスルーエ音楽院に2人とも入学を果たし、両親も大喜び。しかしクラス分けの試験でジャンヌは力を出し切れずクレールとは別クラスになってしまう。
生まれたときから一緒の双子の姉妹が、ピアノに才能を発揮し励ましあいながら成長していきます。ところが選抜され力の差があらわになると、楽しいだけではなくなります。父親が娘たちをアスリートのように叱咤激励し、目に見える結果を出すことを重んじているのには「ちょっと勘弁して」と思ってしまいました。
全くの門外漢なので、合っていないかもしれませんが、大事なのは何より演奏が好きなこと、良い耳やセンスがあること、加えて鍛錬でしょうか?姉妹はどれも十分に持ち合わせているように見えます。それが、特別なクラスに選ばれたクレールの身に異変が起こり、原因が「先天性」と知ったときのショックはいかばかり。駆け上がったはずの階段から突き落とされたどころではありません。妹のジャンヌにも同じことが現れるのは必須です。
この映画の本題はその後から。実在する双子の天才ピアニスト、プレネ姉妹が苦難の道をどう切り開いていったのか、劇場でご覧ください。(白)
2024/フランス/フランス語・ドイツ語・英語/DCP/109分
配給:シンカ/フラッグ
c2024 / JERICO- ONE WORLDFILMS- STUDIOCANAL- FRANCE 3 CINEMA
https://www.flag-pictures.co.jp/duo-pianist/
★2025年2月28日(金)より、新宿ピカデリーほか公開中
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