2025年02月02日
大きな玉ねぎの下で
監督:草野翔吾
脚本:高橋泉
ストーリー原案:中村航
撮影:小松高志
音楽:大友良英
主題歌:asmi
出演:神尾楓珠(堤丈流)、桜田ひより(村越美優)、山本美月(篠田沙希)、中川大輔(喜一)、江口洋介(ラジオナビゲーター)、飯島直子(救急救命士)、西田尚美(丈流の母)、原田泰造(丈流の父)/伊藤蒼(今日子)、藤原大祐(虎太郎)、窪塚愛流(大樹)、瀧七海(明日香)
丈流(たける)と美優(みゆう)は、同じ店「Double」で働いているのに、一度もあったことがない。昼はカフェ、夜はバーとして営業していて2人のシフトが違うためだ。連絡用の”バイトノート”が昼と夜に働くバイトをつないでいる。ノートの書き込みの数を重ねるごとに、互いの趣味や悩みも吐露するようになった。そして、「大きな玉ねぎの下(武道館)」で会う約束をした。
そしてもうひとつのドラマがラジオ番組で語られる。30年前、ペンフレンドとやはり「大きな玉ねぎの下」で会う約束をした2人がいた。
アナログな手書きのノートがつなぐ2人。実は互いに顔見知りだったのですが、誤解もあってなかなか気づきません。そして「文通」が育む恋模様。スマホで何でも事足りる今から見れば、時間も手間暇もかかってまだるっこしいやらじれったいやら、でしょうね。仕事の進捗にはあまり役立たなくとも、人と人には待っている時間も必要で、その間さえ楽しいものです。待ち合わせのすれ違いは携帯電話普及のおかげで減りました。急な変更には大助かりですが、その分雑になったり、創造力や想像力を減らしてしまったのではと気になります。武道館の屋根のてっぺんには金色の擬宝珠(ぎぼし)があります。遠目に「大きな玉ねぎ」に見えます。五重塔や橋の欄干にもありますね。二組のカップルはちちゃんと出会えたでしょうか?
☆爆風スランプが1985年にリリースした「大きな玉ねぎの下で」が、のちに「大きな玉ねぎの下で〜はるかなる想い」とリメイク。15枚目のシングルとしてリリースされた。この曲は今もカバーされ、歌い継がれ、2019年ボーカルのサンプラザ中野くんが「令和元年Ver.」を発表しました。(白)
2025年/日本/カラー/115分
配給:東映
(C)2024映画「大きな玉ねぎの下で」製作委員会
https://tamanegi-movie.jp/
★2025年2月7日(金)丸の内TOEIほか全国ロードショー
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