2024年10月13日

ソウX(原題:Saw X)

souX.jpg


監督:ケヴィン・グルタート『ソウ 6』『ソウ ザ・ファイナル 3D』
脚本:ジョシュ・ストールバーグ『ジグソウ ソウ・レガシー』、ピーター・ゴールドフィンガー『ジグソウ ソウ・レガシー』
撮影:ニック・マシューズ
出演:トビン・ベル(ジョン・クレイマー)、ショウニー・スミス(アマンダ)、スティーヴン・ブランド(パーカー)、シヌーヴ・マコディ・ルンド(セシリア)、マイケル・ビーチ(ヘンリー)、レナータ・ヴァカ(ガブリエラ)、オクタビオ・イノホサ(マテオ)

末期がんで余命宣告を受けたジョン・クレイマーは、危険な実験的治療を試すためにメキシコへと向かう。現地で手術を受け、高額な治療費を振り込んだ。隠されていた治療場所を突き止め、お礼に行ってみるとそこはもぬけのから。しかも、残っていた品々から自分が大がかりな詐欺にひっかかったのがわかった。ジョンは、アマンダの助けを借り、詐欺師や不正な治療に加担する医師たちに死のゲームを仕掛ける。

2004年『ソウ』の第1作、それまでに見たこともなかった設定と展開、ラストに驚愕しました。以来、ホラーやスリラーが苦手だったのに次が気になって、ずっと観続けてしまったシリーズです。公開されるたびに残酷度が増して、この先観続けられるか心配でした。今回は1と2の間のストーリーという設定で、とてもシンプルな設定だった1に比べて、装置も手が込んでいます。1.5ではなく、やはり最新作だけあります。
なんと詐欺集団の被害者になってしまったジョンが、壮絶な倍返しをします。倍どころではありません。とんでもない人をターゲットにしてしまった連中には「お気の毒に」と思うばかり。手間暇かけてセッティングしたのに、まさか追跡されるとも思わなかったのか、現場には多くの証拠品が残されたまま。プロなのに詰めが甘いです。ジョンはまんまと詐欺集団の全員を探し出し、死のゲームを始めてしまいます。ゲームと銘打つからには、命だけは助かる道があるのですが死んだほうがまし!と叫びたくなる方法です。毎回手を変え品を変え、よくもこういろんなことを思いつきますよね。ジョンと対峙しても一歩も引かない才色兼備のセシリアとの攻防が見ものです。
感情など顔に出さないジョンですが、助手のアマンダや知り合った少年マテオには優し気な視線を向けているシーンもあります。(白)


2023年/アメリカ/カラー/118分
配給:リージェンツ
©2024 Lions Gate Ent. Inc. All Rights Reserved.
公式サイト:https://Saw-X.jp/
★2024年10月18日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開

posted by shiraishi at 00:09| Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください