監督・総合プロデュース:篠原哲雄
脚本:千勝一凛
撮影:上野彰吾、尾道幸治
音楽:GEN
主題歌:ASKA 「I feel so good」
出演:矢柴俊博(一ノ関哲弘)、宮本真希(石野沙夜)、長谷川朝晴(小笠原功ニ)、加藤久雄(平野源次)、 遠藤久美子(朝比奈花)、川岡大次郎(北野豊人)、石川恋(伊達夕夏)、丈(結城文博)、米野真織(岩佐美玖)
一ノ関哲弘はベストセラーもある小説家だが、あることがきっかけで小説が書けなくなった。今は全国の書店を巡りながら、書評やコラムを書くのが本業となった。旅先で出会う人や本はまさに一期一会、刺激を受け暖かいもので胸を満たしながら、書けなくなった自分と向き合っている。那須の図書館司書の石野沙夜と出会い、森の中の書店で一冊の古書を手にとった。中には宛名を書いた恋文が挟まれていて、一ノ関は京都にいるらしいその宛名の人へ届けようと思い立つ。ちょうど京都には学生時代からの友人がいた。
書けなくなった作家一ノ関哲弘を矢柴俊博さん。帽子も書店で本の相談にのる姿もよくお似合いでした。書けなくなった原因は少し後で明かされますが、悩んだり苦しんだりしたことで、思いが深く広くなったんじゃないでしょうか。作家さんはどんなことも栄養にして、作品に生かすことができますよね。映画にもほかの仕事にも通じるかもしれません。よく言われますが、人生無駄なことなんてない。
東京都の書店は8割も閉店してしまったそうです。なんだかあちこち消えてしまった感がありましたが、そんなに!と驚きました。2021年、東京都書店商業組合が「一人でも多くのお客様に足を運んで貰えるように」と、YouTubeチャンネルを開設しました。取材を続けるうちに書店にまつわるドラマを制作することになりました。2022年『本を贈る』という短編のドラマ9話が完成し、2022年2月25日より配信中です。そちらを元に映画版もできて、このたび劇場公開となりました。全国にある本屋さん、図書館、本を好きな方々に観ていただきたいロードムービーです。本は書棚であなたが来てくれるのを待っています。(白)
初日舞台挨拶@K’sシネマ
左より千勝一凛(脚本)、長谷川朝晴、矢柴俊博、宮本真希、篠原哲雄監督
左より千勝一凛(脚本)、長谷川朝晴、矢柴俊博、宮本真希、篠原哲雄監督
2023年/日本/カラー/ビスタ/107分
配給:アークエンタテインメント
(c)ストラーユ
http://honwotsuzuru.com
★2024年10月5日(金)新宿K's cinemaほか全国ロードショー
●YouTubeドラマ『本を贈る』はこちら。(約10分~15分×9話、『本を贈る』)
●YouTubeチャンネル「東京の本屋さん ~街に本屋があるということ~」はこちら。中でも松岡茉優さんの「推し本のプレゼン」が熱いです。思わず、本屋さんへ走ってしまいそう。
◆クラウドファンディング実施中!(2024年10月31日 23:59まで)
https://motion-gallery.net/projects/honwotsuzuru