2024年10月03日

HAPPYEND

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監督・脚本:空音央(そら ねお)
撮影:ビル・キルスタイン
音楽:リア・オユヤン・ルスリ
出演:栗原颯人(ユウタ)、日高由起刀(コウ)、林裕太(アタちゃん)、シナ・ペン(ミン)、ARAZI(トム)、祷キララ(フミ)、中島歩(岡田先生)、矢作マサル(校長秘書)、PUSHIM(コウの母・福子)、渡辺真紀子(ユウタの母・陽子)、佐野史郎(長井校長)

XX年後の日本。高3のユウタとコウは幼馴染で大親友。アタちゃんやミンやトム、いつもの仲間とふざけあって楽しい毎日を送っている。ある晩こっそり学校に忍び込んだユウタとコウは、とんでもないいたずらをした。翌朝、長井校長は怒り心頭。誰も名乗り出ないので学校中に監視カメラがしかけられた。生徒たちは反発し大騒動になる。
この事件をきっかけに、コウは自分の将来や社会について深く考えるようになった。早くから学校外で活動しているフミともよく話す分、これまで通りでいたいユウタと距離ができてしまう。

自由で物事に頓着しないユウタ。コウはもっとまじめ。高3にしてはのんびりした高校生活のシーンが続きます。「こら!」ではすまないいたずらにはびっくり。どうやったの?
AIを使った監視カメラの映像が登場して、ああ先の設定なんだなとわかります。今でも公開されていないだけで、監視カメラはどこにでも設置されているのでしょう。それが学校内のすみずみまで映し出し、成績にまで関わってきたら?それは御免こうむりたいです。力で抑え込もうとするやり方は何かに、校長は誰かに似ていませんか?
そんな設定の中で揺らいでいく仲間たちとの関わりや友情が描かれています。生徒役のほとんどが映画初出演、初長編の空監督はアメリカ育ちで、映像にとどまらず多方面で活躍、スタッフやキャストも国際色豊かです。風通しの良い感じがするのはそのせいでしょうか?
人は変わっていくし、友情もなくなるかもしれない。でもなかったことにしなければ、思い出の場所はちゃんとあるはず。
ほとんど一目ぼれでキャスティングしたというフレッシュな俳優たち、主演の栗原颯人(ユウタ)、日高由起刀(コウ)も映画初出演です。撮影が進むにつれて5人はすっかり仲良くなり、監督はとても嬉しかったとか。
10/20、21は全国のいくつかの劇場で空音央監督自ら監修した音声ガイド、日本語字幕付きで上映。詳細はこちらで。(白)


★1005舞台挨拶①.jpg
仲良し5人組と空音央監督(オフィシャル画像)


2024年/日本、アメリカ/カラー/113分
配給:ビターズ・エンド
(C)Music Research Club LLC
https://www.bitters.co.jp/HAPPYEND/
https://x.com/HAPPYEND_mv
https://www.instagram.com/happyend.movie
★2024年10月4日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開

posted by shiraishi at 21:14| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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