2024年06月29日
SAALAR/サラール 原題:Salaar
監督・脚本;プラシャーント・ニール(『K.G.F』シリーズ)
出演:プラバース(『バーフバリ』シリーズ)、プリトヴィラージ・スクマーラン、シュルティ・ハーサン、ジャガパティ・バーブ
1985年、先祖代々盗賊を生業にする部族によって建てられた国カンサール。王ラージャ・マンナルの第二夫人の息子ヴァラダは、第一夫人の息子ルドラに名誉と権力の象徴である鼻輪を奪われてしまう。ヴァラダの親友デーヴァは、ヴァラダのために闘技場の試合に挑み、みごと鼻輪を取り戻す。
その後、国内で部族間の争いが発生し、デーヴァの母親が窮地に陥る。駆けつけたヴァラダは自分の持つ領地の中の一番大きい地を敵に与え、デーヴァの母親を救う。デーヴァは母親とカンサールを去ることになるが、デーヴァは別れ際に、ヴァラダに「名前を呼べば、必ず駆けつける」と言い残す。
2017年、デーヴァは母と北東インド、アッサム州で暮らしている。アメリカの実業家クリシュナカーントの娘アディヤが母の遺灰をガンジス河に流すためインドに帰って来る。父の宿敵の一団に襲われそうになったのを助けられ、アッサムにたどり着き、デーヴァの母のもとで教師として働くようになる。一方、カンサール王国は内乱状態に陥っていた。王子ヴァラダは自分を奉じようとする臣下のために立ち上がることを決意する。そして、デーヴァと長年の時を経て再会する・・・
デーヴァがカンサール王国を去る時に、ヴァラダに「名前を呼べば、必ず駆けつける」と告げたとき、ペルシア帝国で、王が呼べば必ず戻ると約束した将軍(サラール)がいたことに因んで、デーヴァに「サラール」のあだ名を付けたのがタイトルの由来。
インドが独立したあとも、地図に載らないまま都市国家として存続しているカンサール王国が本作の舞台。マンナール族、シャウリヤーンガ族、ガニヤール族という3つの部族が実効支配しています。抗争が続く中で、デーヴァがヴァラダの前に現れるのは本作の最後。実は、本作の原題は『Salaar: Part 1 – Ceasefire』。デーヴァの活躍は、Part2で描かれるということのようです。乞うご期待! (咲)
2023年/インド/テルグ語/174分/シネスコ/5.1ch
字幕:藤井美佳、字幕監修:山田桂子
配給:ツイン
公式サイト:https://salaar-movie.com/
★2024年月7月5日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー
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