2024年06月20日

WALK UP  原題:탑 

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監督・脚本・製作・撮影・編集・音楽:ホン・サンス 
出演:クォン・ヘヒョ、イ・ヘヨン、ソン・ソンミ、チョ・ユニ、パク・ミソ、シン・ソクホ

映画監督のビョンスは、インテリア関係の仕事を志望する娘のジョンスを連れて、インテリアデザイナーとして活躍する旧友ヘオクの所有するアパートを訪れる。まずは一通り中を案内してもらう。1階はレストラン、2階は料理教室、3階は賃貸で外国帰りの若いカップルが暮らしている。そして4階は芸術家向けのアトリエで広いテラスがある。地下はヘオクの作業場。 3人でワインを飲みながら語らい、ビョンスはそこにあったギターで弾き語りする。そこへ仕事の連絡が入り、ビョンスはすぐ裏だからと出かけていく。ヘオクがジョンスに「有名な映画監督を父に持つのは、どんな気分?」と尋ねると、「外では有名だけど家では違う。臆病で子供っぽい。外に女性が出来て、もう10年くらい別居」と娘のジョンス。「皆、家の中と外では違うものよ」とヘオク・・・

こうして始まる物語。いつしか時が経ち、舞台は2階、3階、4階へと移ろい、ビョンスは階が変わるごとに一緒にいる女性が違います。ホン・サンス作品常連のクォン・ヘヒョが、浮気者でありながら、小心者でどこか臆病な映画監督を体現しています。4階で暮らしている場面では、付き合っている不動産業者のジヨンが入り浸りなのですが、演じているのは、クォン・ヘヒョの実際の奥様であるチョ・ユニ。彼女がドキッとする言葉を発するのですが、ホン・サンス監督のいたずら心?
公開を前に、主演のクォン・ヘヒョが緊急来日し、上映劇場の一つ、ヒューマントラストシネマ有楽町で6月6日(木)19:00回上映後にトークイベントが開かれたのですが、その中で、出演をオファーされた時に、「ソウルの江南に面白い建物を見つけた。ここで撮影したら面白い物語ができそうだ」と言われたと語っていました。その日に撮影する分だけの台本をホン・サンス監督は毎日書いて、撮影の1時間程前に俳優に渡すというスタイル。完璧に覚えてアドリブなしでの撮影。話の展開がどうなるのか、毎日、驚くばかりだったそうです。笑いに満ちたトークの様子をぜひお読みください。(咲)


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映画『WALK UP』主演クォン・ヘヒョ登壇トークイベント報告 (咲)


映画『WALK UP』主演クォン・ヘヒョ登壇トークイベント Facebookアルバム
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.993600336100885&type=3


2022年/韓国/韓国語/97分/モノクロ/16:9/ステレオ 
字幕:根本理恵 
配給:ミモザフィルムズ
公式サイト:https://mimosafilms.com/hongsangsoo/
★2024年6月28日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺、Strangerほか全国ロードショー






posted by sakiko at 20:05| Comment(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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