2024年06月02日

罪深き少年たち  原題:소년들(少年たち) 英題:The Boys

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監督:チョン・ジヨン
出演:ソル・ギョング、ユ・ジュンサン、チン・ギョン、ホ・ソンテ、ヨム・ヘラン

強盗殺人犯として逮捕された少年たちの無実を信じて闘う刑事
1999年、韓国で実際に起こった強盗殺人事件「サムネ(参礼)ナラスーパー事件」をもとに描いた物語


1999年、全羅北道・参礼の小さな商店ウリスーパーマーケットに強盗が押し入り、70代の女性が殺された。警察の捜査陣は、たった一日で町内に住む少年3人を容疑者として逮捕する。翌年、班長として赴任してきた敏腕刑事ファン・ジュンチョル(ソル・ギョング)のもとに、真犯人に関する情報提供が入る。少年たちの汚名を晴らすため再捜査を始めるが、当時の責任刑事チェ・ウソン (ユ・ジュンサン)の妨害にあい、ファン班長は左遷される。
それから16年後、定年を2年後に控えたファンが、僻地を転々とした後、参礼に戻ってくる。そこへ、事件の唯一の目撃者ユン・ミスク(チン・ギョン) と少年たちが訪ねてくる。話を聞き少年たちの無実を確信したファンは、彼らの汚名を晴らそうと再び警察と検察を相手に闘いに挑む・・・

島を転々として、やっと陸地に戻ってきたファン。左遷に追いやったチェ・ウソンはじめ、当時部下だった者は皆、ファンより出世しています。検察ともうまくやって、ずる賢くのし上がったチェ・ウソンを、ユ・ジュンサンが実に憎々しく演じています。好感度大だったドラマ「棚ぼたのあなた」や「がんばれ!プンサン」のイメージが、どっと崩れます。
やはり好人物のことが多いチョ・ジヌンが、冷血な検察役。また、ソ・イングク(『パイプライン』「元カレは天才詐欺師 ~38師機動隊~」)が重要な役どころで出てきたのも嬉しいです。
それにしても、警察が無理矢理犯人に仕立てる取り調べの場面が凄いです。否定すれば、さらに暴力を振るわれるのでは、耐えられなくて罪を認めてしまうのもわかるような気がします。こうして冤罪は作られる・・・
彼らの無実を信じて、信念を持って立ち向かうファン刑事は、ソル・ギョングだからこそ体現できたと感じました。(咲)


2022年/韓国/カラー/シネスコ/5.1ch/124分/韓国語/PG12
日本語字幕:小西朋子
配給:クロックワークス
公式サイト:https://klockworx-asia.com/boys/
★2024年6月7日(金) シネマート新宿 ほか 全国ロードショー




posted by sakiko at 01:11| Comment(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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