2024年06月02日

違国日記

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Ⓒ2024 ヤマシタトモコ・祥伝社/「違国日記」製作委員会

監督・脚本:瀬田なつき
原作:ヤマシタトモコ「違国日記」 (祥伝社 FEEL COMICS)
劇中歌:「あさのうた」(作詞・作曲:橋本絵莉子)
出演:新垣結衣、早瀬憩、夏帆、小宮山莉渚、中村優子、伊礼姫奈、滝澤エリカ、染谷将太。銀粉蝶、瀬戸康史

累計販売数180万部を突破し、”心に効く”と多くの共感を得た同名コミックの映画化

15歳の朝(早瀬憩)は、ある日、目の前で両親を交通事故で亡くしてしまう。葬式の席で、親戚たち誰もが朝を引き取ろうとしない中、槙生(新垣結衣)が言い放った。
「あなたを愛せるかどうかはわからない。でもわたしは決してあなたを踏みにじらない」

槙生は、朝の母親・実里の妹だが、全く交流がなく、朝とはほぼ初対面だった。ふたりの同居生活が始まる。人見知りで片づけが苦手な槙生は少女小説家。一日、パソコンに向かっている。専業主婦で綺麗好きな母に育てられた朝にとって、槙生は初めて見るタイプの大人だった。中学を卒業し、高校1年生になった朝のせわしい日常と、マイペースで黙々と過ごしてきた槙生の生活時間はなかなか噛み合わない。そんな中でも、槙生の長年の親友・醍醐(夏帆)とはすぐに打ち解け、3人での餃子パーティーは楽しい時間となる。
槙生は、母・京子(銀粉蝶)から、朝が大人になったら渡してと、実里の日記を預かる・・・


血は繋がっていても、ほぼ他人の未成年の子を引き取って同居するのは、ほんとに勇気のいることだと思います。数年前に、妹の孫の男の子(当時、小学校3年生だったかと)を5日間預かったことがありました。子どものいない私には、そんな小さい子の扱い方はわからなくて戸惑ったものですが、タブレットが子守をしてくれました。食事さえ作ればよかったものの、自分の生活のペースを崩されて、どっと疲れたものです。
朝の友達のみのりが、槙生に「なぜ結婚してないんですか?」と不躾に尋ねる場面がありました。「結婚してるのが普通で、してないのは変というのは今はない」と答える槙生。(そうだ! そうだ!) そんな槙生にも、かつては恋人だったけれど、今も大切な存在の男性がいるのです。それも素敵。
母親とは違ったタイプの叔母のもとで、少しずつ成長していく朝。他人を思いやりながら暮らしていくヒントも貰えそうな物語。(咲)


2024年/日本/139分
製作:「違国日記」製作委員会
配給:東京テアトル ショウゲート
制作プロダクション:ジャンゴフィルム
公式サイト:https://ikoku-movie.com/
★2024年6月7日(金)より全国ロードショー




posted by sakiko at 00:09| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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