2024年05月26日

アニマル ぼくたちと動物のこと 原題:ANIMAL

2024年6月1日(土)シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー
劇場情報 

640_R.jpg
(C)CAPA Studio/Bright Bright Bright/UGC Images/Orange Studio/France 2/CinNa 2021

僕たちは絶滅するの?
地球上の生命の「6度目の大量絶滅」が迫っているらしい。

監督:シリル・ディオン
出演:ベラ・ラック、ヴィプラン・プハネスワラン、ジェーン・グドール 他
撮影:アレクサンドル・レグリーズ 編集:サンディ・ボンパー
プロデューサー:ギヨーム・トゥーレ、セリーヌ・ルー他

過去40年で野生動物の6割以上が絶滅?
どうすれば絶滅を回避できる?2人は解決策を探りに世界各地へ


ベラとヴィプランは、動物保護と気候変動問題に取り組む16歳。自分たちの未来が危機にさらされていると強く感じ、何年もデモ、ストライキなどの抗議行動に参加し、環境保護団体等と関わってきた。しかし、行動の時は盛り上がるが、そのあとは何も変化がなく、どれもうまくいかないと行き詰まり感を持っていた。
過去40年間に絶滅した脊椎動物の個体数はすでに60%以上と言われ、ヨーロッパでは飛翔昆虫の80%も姿を消しているという。このことを科学者たちは「6度目の大量絶滅」と呼んでいるらしい。50年後、人類は生存していないかもしれない。野生動物はなぜ姿を消しつつあるのだろうか? そして何よりもどうすれば絶滅を食い止めることができるのだろうか。ふたりは映画監督で活動家のシリル・ディオンに後押しされて、気候変動と種の絶滅という2つの大きな危機の核心に迫ろうと決意し、絶滅を食い止めるための答えを探りたいと世界を巡る旅に出た。
まず、古生物学者アンソニー・バルノスキーから種の絶滅の5つの原因を教わる。教授は、絶滅の原因として「地球環境の破壊」「乱獲」「気候変動」「環境汚染」「侵略的外来種」と、ふたりに伝えた。インドでは海岸と海の中のプラスチック汚染について、ベルギーでは魚の乱獲問題、フランスでは温室効果ガス排出量の約15%を占める畜産業の実態を、パリでは動物行動学者のジェーン・グドールから動物と人間の関係について学ぶ。また、ケニアの大草原を訪れ野生生物を訪ねる。環境大国コスタリカでは現職大統領から自然再生のノウハウを学ぶ。ふたりは果たしてより良い未来のための解決策を見出せるのだろうか?

この映画を観て、人間の果たすべき役割とはということを考えさせられた。それにしても海のプラスチック汚染はすさまじいことになっている。こんなにも海の生物たちに大きな影響を与えていたとはびっくりした。文明の発達というけど、人間は快適な生活と引き換えに地球環境を汚染してきてしまっている。一人一人がプラスチックの使用量を減らしていかないと、そのうちほんとに破滅が訪れるかもしれないと思わせる映像だった(暁)。

公式HP
原語:英語、フランス語
配給:ユナイテッドピープル
105分/フランス/2021年/ドキュメンタリー

・予告編
https://www.youtube.com/watch?v=JJHp7nX1rzw
posted by akemi at 21:00| Comment(0) | フランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください