スタッフ・キャスト
企画・監督・撮影:高間賢治
構成・録音・編集:熊谷達文
整音:光地拓郎 山本逸美 田中修一
スーパーバイズ:神原健太朗
出演:りりィ、齊藤洋士、高橋和也、根岸季衣、山崎ハコ、JUON、寺本幸司、研ナオコ、深沢剛、谷口幸生、豊川悦司、岩井俊二
「私は泣いています」などのヒット曲で知られ、2016年に64歳でこの世を去るまでシンガーソングライターとして活動しつづけたりりィ。女優としても『処刑遊戯』『リップヴァンウィンクルの花嫁』などに出演した。
撮影監督の髙間賢治は「りりィ+洋士」のライブを見て感動し、2013年から10年撮り続けようとライブ公演を独力で記録していた。しかし、りりィの体調悪化で2015年に中断を余儀なくされる。映像は数年放置されたが、熊谷達文の編集で「りりィに会いたい」というDVDが2022年に作られ、ユニバーサルミュージックから発売された。
この作品はそのライブ映像に、生前りりィと交流のあった高橋和也、根岸季衣、山崎ハコ、研ナオコ、豊川悦司、岩井俊二、りりィを発掘した音楽プロデューサーの寺本幸司、りりィの息子であるミュージシャン・JUONらのインタビュー映像を加えて、在りし日のりりィの音楽性・人物像とその魅力を浮き彫りにした劇場用映画作品。
また、愛するパートナーを失い、絶望、挫折、喪失感を乗り越えようと苦闘するパートナー齊藤洋士の物語にもなっている。
りりィ(1952年2月17日〜 2016年11月11日)HPより
16〜17歳から新宿を中心に路上ライブを重ね、1972年20歳でアルバム「たまねぎ」でメジャーデビュー。シングル「私は泣いています」が87万枚を超える大ヒット。資生堂春のキャンペーンに採用された「オレンジ村から春へ」や「心が痛い」など多くのヒット曲がある。また、女優としては『夏の妹』(72/大島渚監督)や『処刑遊戯』(79/村川透監督)などに出演するが、80年代半ばよりしばしば活動休止。1997年のドラマ「青い鳥」をきっかけに数々の映画、ドラマに出演。『パークアンドラブホテル』(07/熊坂出監督)では主演を果たし、岩井俊二監督作品『リップヴァンウィンクルの花嫁』(16)では高崎映画祭助演女優賞を受賞した。
1999年からは齊藤洋士とユニットを組み「りりィ+洋士」としてライブ活動を続け、『火火』(高橋伴明監督)の主題歌を提供するなど活動を続けていた。
配給協力:村岡克彦(ファーイースト)、神原健太朗(ユーステール)
2023年製作/108分/日本
配給:渋谷プロダクション
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