劇場公開 2024年2月9日 劇場情報
ボブ・マーリー、母国ジャマイカでの伝説のラストライブがスクリーンに蘇る
監督:ステファン・ポール
製作:ステファン・パウル
撮影:ライナー・ハインツェルマン ハンス・シャルク
編集:ヒルデガルト・シュローダー
出演:ボブ・マーリー、ピーター・トッシュ、バーニング・スピア
カリブ海の島ジャマイカで生まれたレゲエ・ミュージック。貧困、戦争、差別と闘い、平和を願って歌われたレゲエ。70年代、レゲエはロック界に大きな衝撃を与え、クラプトンやストーンズ等、様々なミュージシャンに大きな影響を及ぼした。また、英国のパンク・ムーブメントとも共鳴し合い、鬱屈した当時の若者達を巻き込み世界に広がった。ボブ・マーリーはそのカリスマだった。
これは、1979年7月、ジャマイカで開催された第2回レゲエ・サンスプラッシュの模様を収録したライブ・ドキュメンタリー。1981年、36歳の若さでこの世を去ったボブ・マーリーの母国ジャマイカでのラストライブを映像化した。その熱狂を追体験できる。ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズの圧巻のパフォーマンスが蘇る。ピーター・トッシュ、バーニング・スピア、サード・ワールドのパフォーマンスも。ライブの中でボブ・マーリーが、背中に「一番」と書かれた日本の火消しの半纏を羽織って歌うシーンが出てくる。同年4月に最初で最後の来日公演があったそうだけど、その時にゲットしたものかな。ファンからのプレゼントかも
。
アフリカへの回帰運動を掲げるラスタファリアニズムの象徴としてのボブ・マーリー。ドレッドヘア、ガンジャ(大麻)、赤・黄・緑・黒のラスタカラー。貴重なインタビュー映像からは、差別を嫌い、平和を願うボブのメッセージが語られる。またあの時代のジャマイカのスラム街のカラフルで雑多な街並み、雑然とした風景が映し出され、ジャマイカの社会を垣間見ることができる。45年前のジャマイカ、そして熱狂のライブがおこなわれたモンテゴ・ベイ、ジャレット・パークへようこそ。“反逆”のカリスマとなって、多くのミュージシャンに影響を与えたボブ・マーリーの姿が蘇る。
1994年8月1日、日本初公開。その映像がデジタルリマスター版でリバイバル公開される。
公式HP https://bob-marley-movie.com/
1980年製作/109分/PG12/西ドイツ・ジャマイカ合作
配給:アルバトロス・フィルム
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