2024年01月24日

Here 原題:Here

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©︎ Quetzalcoatl

脚本・監督:バス・ドゥヴォス
撮影監督:グリム・ヴァンデケルクホフ
音楽:ブレヒト・アミール
キャスト
シュテファン(主人公のルーマニア人移民労働者):シュテファン・ゴタ
シュシュ(主人公の植物学者):リヨ・ゴン
セドリック(レストランのマネージャー):セドリック・ルヴエゾ
ミハイ(整備工場のボス):テオドール・コルバン
サーディア(共有庭園の婦人):サーディア・ベンタイブ
アンカ(シュテファンの姉):アリーナ・コンスタンティン
シュファン(シュシュの叔母):シュファン・ワン

ブリュッセルに住む建設労働者のシュテファン。4週間の夏季休業を言い渡され、アパートを引き払い故郷のルーマニアに帰国するか悩んでいる。姉や友人たちにお別れの贈り物として冷蔵庫の残り物で作ったスープを配ってまわる。出発の準備が整ったシュテファンは、ある日、森を散歩中に以前レストランで出会った女性のシュシュと再会。そこで初めて彼女が苔類の研究者であること知る̶。森を歩きながら、シュシュは多様な苔のこと教えてくれる。これまで知らなった世界。シュテファンは静かにシュシュの話に惹かれていく・・・

苔にそんなにたくさん種類があるんだ~と、私もシュテファンと一緒に驚きました。
雇用主の都合で、長期休暇やクビになってしまう、立場の弱い移民労働者の悲哀を思いました。
苔の研究をしているシュシュは、中国系ベルギー人という設定。演じたリヨ・ゴンは、ブリュッセルの著名な国立映画・演劇学校INSAS(The Institut national supérieur des arts du spectacle et des techniques de diffusion)で映画編集の学士号を取得。ふだんは映画の編集者としていて活躍していて、『Here』で初めて長編映画の主演を務めています。公開にあわせて来日されます。地道な研究者を演じたリヨ・ゴンさんに、ぜひ会いに劇場にいらしてください。(咲)


★公開記念トークイベント開催!
登壇者:バス・ドゥヴォス監督、『Here』主演 リヨ・ゴンさん
①2月2日(金)『Here』18:55の回
 上映後トーク・Q&A/終了後におふたりによるサイン会実施
②2月3日(土)『Here』18:55の回
 上映後トーク・Q&A/終了後におふたりによるサイン会実施
③2月6日(火)『Here』18:55の回
 上映後トーク・Q&A
※2月6日(火)はサイン会の開催はありません。


第73回ベルリン国際映画祭エンカウンターズ部門最優秀作品賞 & 国際映画批評家連盟賞 (FIPRESCI賞)

2023年/ベルギー/オランダ語・フランス語・ルーマニア語・中国語/83分/DCP(16mm撮影)/スタンダード
日本語字幕:手束紀子
配給:サニーフィルム
公式サイト:https://www.sunny-film.com/here
★2024年2月2日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国ロードショー

posted by sakiko at 15:33| Comment(0) | ベルギー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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