2023年12月26日

僕が宇宙に行った理由

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監督・撮影:平野陽三
出演:前澤友作、アレクサンダー・ミシュルキン、平野陽三、小木曽詢、山崎直子

少年時代にハレー彗星を見て以来の夢「宇宙旅行」を実現させた前澤友作氏。ネット通販の2015年にプロジェクトが始動、カメラは前澤氏に密着して撮影開始。実に7年をかけて2021年12月にソユーズに乗船。一人の民間人が過酷な訓練を経て、宇宙へ飛び立ち国際宇宙ステーション(ISS)に12日間滞在、無事に帰還するまでを記録した貴重なドキュメンタリー。大人になっても夢を見続け、挑戦を恐れない前澤さん、彼を支える友人や家族たち。国が主導した宇宙への旅とは、一味も二味もちがう感動がここにある。

宇宙へ向かうドキュメンタリー映画やドラマはいくつも観てきましたが、民間人が実際に行けるんだ!とまず驚きました。お金を出して豪華客船にただ座って楽しめばいい、というものではありません。宇宙飛行士は同乗するけれども、乗客の前澤さんも平野カメラマンも宇宙旅行に耐えられるかどうかのテストに始まり、NASAやカザフスタンで厳しい訓練を受けます。高速回転したり、大きな圧力を受けたり、様々な機器の扱いなどのプロの宇宙飛行士と同じスキルを身につけます。心身ともに健康でなければ宇宙へは行けません。それをクリアして初めて観られる景色を、劇場で一緒に観ることができます。
圧倒的な映像に、今地球で頻発している戦争や、国や地域や家庭、自分自身の中での様々な問題が雲散霧消していきます。残ったのが本当に大切なこと。世の為政者をみな宇宙に送り出せたなら、もっと広い視野を持てて争いが減るのではと夢見てしまいます。その前にトレーニング段階で失格か。
ZOZOを創業した前澤氏は長者番付に載る資産家です。自分で稼いだお金を宇宙旅行に使い、次は12人で月旅行を計画しているそうです。それも実現させるんでしょうね。
夢を見ること、それを実現するために何ができるか、しなければならないことに挑戦しよう、と前澤さん。実際に体験した人のことばと映像に勝るものはありません。高校生以下の鑑賞料金は500円!!(白)


夢を持てば叶うというけれど、宇宙に行きたいという夢は、並大抵の努力で叶うものではありません。でも、叶えてしまったのですから、すごい! 宇宙に飛び立つ前に、通常なら6か月は必要な訓練も、3か月でこなしました。前澤さんの精神力に感服です。それにちゃんとついていった平野監督や、控えの方もすごいです。前澤さんのご両親は、息子がこんなことを成し遂げるとはと驚きながらも、静かに見守っていらして、とても素敵でした。
前澤さんたちが行った先は、世界各地の人たちが集う国際宇宙ステーション(ISS)。宇宙から見える地球は青くて、国境もありません。かつて前澤さんが立ち上げた会社が株式上場した時に、仲間5人でNO WARになる衣装で鐘を鳴らしました。その時の写真をパズルにして、無重力の宇宙で組み立てました。国際宇宙ステーションで働く人たちは、ぞれぞれの国の税金で来ているから、「NO WAR」という言葉を発するのも実は簡単ではないことを知りました。自分のお金で行った前澤さんだからこそ出来たこと。それなのに、宇宙から帰って2か月後、ロシアがウクライナに侵攻。ロシアには宇宙飛行でお世話になっただけに複雑な思いなのではないでしょうか・・・ いつか「NO WAR」の思いが叶うことを、私も願うばかりです。(咲)



2023年/日本/カラー/DCP/89分
配給:ナカチカピクチャーズ
(c)2023「僕が宇宙に行った理由」製作委員会
https://whyspace-movie.jp/#modal
https://twitter.com/whyspace_movie
★2023年12月29日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開

posted by shiraishi at 19:46| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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