2023年11月24日

ゴーストワールド(原題:Ghost World)

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監督・脚本:テリー・ツワイゴフ
原作・共同脚本:ダニエル・スロウズ
出演:ソーラ・バーチ(イーニド)、スカーレット・ヨハンソン(レベッカ)、スティーヴ・ブシェミ(シーモア)、ブラッド・レンフロ(ジョシュ)

1990年代のアメリカ。郊外の小さな町の女子高生イーニドとレベッカは子どもの頃からの親友。卒業式も済んで、もう退屈な授業を我慢したり、バカな同級生たちと会わなくていい。進路は決まってないけれど、二人で部屋を借りて住むことだけは決めている。
ダイナーで新聞の出会い系広告を見つけた二人は、いたずら心を起こして広告主の男性シーモアに連絡してみた。やってきたのは、ダサイ中年男、待ちぼうけを食わした二人は、尾行して自宅を突き止めた。シーモアに興味がわいたイーニドは、彼に接近していく。レベッカは仕事を見つけて自立する準備を進めるが、シーモアと親しくなったイーニドとは距離ができつつあった。

22年前の作品がリバイバル上映となりました。10代のソーラ・バーチとスカーレット・ヨハンソンが可愛いです。
思春期に大人も同級生もバカに見えたり、逆に自分だけが取り残されているように感じたり、どちらも誰にもありますよね。イーニドはクールで、どこか達観したところがあります。レベッカも他の人とは違う意識はあるものの、イーニドより現実的。親近感のわく二人です。なんだか自分のことみたい、と思ってしまった人多いでしょうね。私はバス停でいつも一人ベンチにいたお爺さんの行先が気になります。
幼馴染の二人が離れていくきっかけになる独身中年を、スティーヴ・ブシェミ。10代の二人と違って40代なので、今もあんまり変わらない印象です。のちにオーバードースで亡くなるブラッド・レンフロが出演していました。当時の若手3人は将来の夢をどんなふうに描いていたのでしょう。(白)


2001年/アメリカ/カラー/111分
配給:サンリスフィルム
(C)2001 Orion Pictures Distribution Corporation. All Rights Reserved.
https://senlisfilms.jp/ghostworld/
★2023年11月23日(祝・木)Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国で順次公開

posted by shiraishi at 16:10| Comment(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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