2023年09月10日

ダンサー イン Paris(原題:En corps)

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監督:セドリック・クラピッシュ
脚本:セドリック・クラピッシュ サンティアゴ・アミゴレーナ
撮影:アレクシ・カビルシーヌ
音楽:ホフェッシュ・シェクター
出演:マリオン・バルボー(エリーズ)、ホフェッシュ・シェクター(本人)、ドゥニ・ポダリデス(エリーズの父)、ミュリエル・ロバン(ジョジアーヌ)、ピオ・マルマイ(ロイック)、フランソワ・シヴィル(ヤン)

パリ・オペラ座で踊るエリーズは、エトワールになることを目標にしている。だが、夢の実現を目前にしながら、公演中に恋人の裏切りを目にしてジャンプの着地に失敗、足首を痛めてしまった。医師からこれまでのようには踊れなくなると告げられたエリーズは、新しい生き方を探さなくてはならない。バレエ一筋できた自分は他に何ができるだろうか。
早くにバレエをやめ、女優を目指しているサブリナに誘われ、ブリュターニュへと旅立った。才能あるアーティストが集まるレジデンスで、料理係のアシスタントを始める。そこでオーナーのジョジアーヌ、ホフェッシュ・シェクター率いるカンパニーの面々に出会った。コンテンポラリーダンスが生まれていくのを目撃し、心が動く。練習に誘われたエリーズはクラシックバレエとはまた違う、自分を解放する創造的なダンスに新たな喜びを見出していく。

エリーズを演じるマリオン・バルボーは実際にパリ・オペラ座の団員。クラシック作品だけではなく、オペラとバレエを一体化させた新しい試みにも参加しているそうです。ロイック役のピオ・マルロイは『おかえり、ブルゴーニュへ』で、マッサージでエリーズを癒すヤンのフランソワ・シヴィルは『パリのどこかで、あなたと』で、それぞれクラビッシュ監督とタッグ。クラビッシュ監督作品には、どれもあれこれ問題をかかえた人々が登場しますが、そのストーリーの進み方や解決の方法がいつも優しいのです。背景となるフランスの風景も行ってのんびりしたくなるようなところばかり。
フランス映画祭で監督に取材したことがありますが、ミニコミの私たちにもほんとに丁寧に接してくださって、お人柄が作品に出るのだなぁと思いましたっけ。(白)


2022年/フランス、ベルギー/カラー/シネスコ/118分
配給:アルバトロス・フィルム、セテラ・インターナショナル
(C)2022 / CE QUI ME MEUT MOTION PICTURE STUDIOCANAL FRANCE 2 CINEMA Photo : EMMANUELLE JACOBSON ROQUES
https://www.dancerinparis.com/
★2023年9月15日(金)ロードショー
posted by shiraishi at 05:34| Comment(0) | フランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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