2023年08月27日

鯨のレストラン

2023年 9 月2 日(土)新宿Kʼs cinema にてロードショー 全国順次公開

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(C)2023 YAGI Film Inc.


「食」としての鯨と「科学」としての鯨を語る

監督・プロデューサー:八木景子
撮影:猪本雅三
録音:伊藤裕規
編集協力:浜口文幸記念スタジオ
CAST
谷光男(鯨屋の大将)
鮎川捕鯨の皆様
ユージン・ラポワント(ワシント条約元事務局長)
ジュヌビエーヴ・デスポーテス(NAMMCO事務局長・科学者)
加藤秀弘(東京海洋大学名誉教授)
八木信行(東京大学教授)
樋口真嗣(『シン・ゴジラ』監督)

 鯨を巡る世界的な論争を描いた『ビハインド・ザ・コーヴ』(BEHIND THE COVE)の八木景子監督による8年越しの最新作。“鯨”という題材をさらに深く探索し、「地球の環境問題」にまで向きあった。
 全盛期の消費量と比べて現在では衰退した日本の鯨産業。1972年、アメリカ主導による「海洋哺乳類保護法」が成立し半世紀以上が経過。外国による圧力で、日本が縄文時代から縁起ものの食材として大切にしてきた食文化は全盛期から1%までに落ち込んでいる。最も影響力があったのは「愛護団体による脅し」。そんな中、神田にある「一乃谷」の大将、谷光男は、あえて「くじら料理専門店」を開いている。
 本作では鯨料理の魅力だけではなく、科学的な見地から「タンパク源」のバランス問題にも向き合う。現代における環境問題を起因としたヴィーガンブームや、森林伐採、持続可能な開発目標=SDGs等。
自然資源のルールを決める国際会議とは無縁の大将と、国際会議の主要人物の証言により、多角的な視点から鯨食について考える事が出来る。消えそうな鯨食文化、映画を通して多くの方に伝えられたらという思いが込められている。かつて日本の高度成長期の時代、日本人のタンパク源のトップは鯨だった。牛や豚、鳥よりも鯨が多く食べられていた。鯨は今では輸入に依存しているが、当時は「輸出」までしていた。
 現在では「鯨専門店」は数軒になってしまったが、「一乃谷」は全国の鯨店からも一目おかれている。大将が東北から上京して東京・神田に「一乃谷」という店を構えたのは、宮城県・石巻市で東日本大震災が起こる1年前の2010年。石巻市は国内では最大の捕鯨基地である。



公式HP https://www.whalerestaurant.jp/
2023年/日本/77分/HD/16:9
配給:八木フィルム

上映情報  映画館   電話番号   公開予定日
東京 新宿K’s cinema 03-3352-2471 2023年9月2日(土)〜
東京 UPLINK吉祥寺 0422-66-5042 2023年9月15日(金)〜
神奈川 ジャック&ベティ 045-243-9800 2023年10月21日(土)〜
愛知 ミッドランドスクエアシネマ 052-527-8808 2023年11月3日(金)〜
大阪 第七藝術劇場 06-6302-2073 2023年9月30日(土)〜
兵庫 元町映画館 078-366-2636 2023年10月28日(土)〜
沖縄 桜坂劇場 098-860-9555 公開日調整中


posted by akemi at 20:35| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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