2023年08月04日
シャーク・ド・フランス(英題:YEAR OF THE SHARK)
監督・脚本:ルドヴィック&ゾラン・ブケルマ
撮影:ダヴィ・カイエ
美術:ジェレミー・デュシエ
音楽::アモリ―・シャポティ
特殊効果:パスカル・モリーナ
出演:マリナ・フォイス(マジャ)、カド・メラッド(ティエリー)、ジャン=パスカル・ザディ(ブレーズ)、クリスティーヌ・ゴーティエ(ユージニー)
フランス南西部のリゾート地ラ・ポワント。観光客でにぎわう海辺で、男性の遺体が発見された。海上警察官のマジャと検視官は、激しい損傷を受けた痕跡から、大きなサメに襲われたのではと推測した。しかしこのビーチでサメの姿など見たことがなく、漁師や観光業者たちは、信じようとしない。命にかかわることから、再調査のためにビーチは閉鎖されることになった。
マジャは数日後にはリタイアし、夫とゆったりした日々を過ごす予定だったが、この事件が解決してからと上司に延期を願い出る。
サメの映画(=シャーク・ムービー)といえば『ジョーズ』(75/スティーヴン・スピルバーグ監督)!当時サメが迫ってくる効果音(音楽)?に来たー!!と震えた観客が多かったはず。この大ヒット作にオマージュを捧げたルドヴィック&ゾラン・ブケルマ監督は、双子の兄弟。フランス映画界初のシャーク・ムービーを送り出しました。
オリジナルでは主に3人の男性がサメと死闘を繰り広げますが、こちらは3人の海上警察官。退職間近のマジャと若い男女の警察官で専門家ではありません。戦う前からなんだか心配になり、ハラハラ感倍増です。いくらCGが発達しようと、オリジナルの怖さには届きませんが、今風におばちゃんを揶揄し、責任転嫁する有象無象の輩とか、人の心のほうが怖いかも。酷暑の夏は定番・サメの映画で涼しくお過ごしください。(白)
2022年/フランス/カラー/ビスタ/87分
配給:アンプラグド
(C)BAXTER FILMS - LES FILMS VELVET - FRANCE 3 CINÉMA - 2022
★2023年8月11日(金・祝)新宿シネマカリテほか全国順次公開
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