2023年07月14日
ヴァチカンのエクソシスト(原題:The Pope's Exorcist)
監督:ジュリアス・エイヴァリー
原作:ガブリエーレ・アモルト
脚本:マイケル・ペトローニ エバン・スピリオトポウロス
撮影:カリッド・モタセブ
音楽:ジェド・カーゼル
出演:ラッセル・クロウ(ガブリエーレ・アモルト神父)、トマース・エスキベル神父(ダニエル・ゾバット)、アレックス・エッソー(ジュリア)、フランコ・ネロ(教皇)
1987年7月――サン・セバスチャン修道院。
アモルト神父はローマ教皇から直接依頼を受け、憑依されたある少年の《悪魔祓い》(エクソシズム)に向かう――。変わり果てた姿。絶対に知りえないアモルト自身の過去を話す少年を見て、これは病気ではなく“悪魔”の仕業だと確信。若き相棒のトマース神父とともに本格的な調査に乗り出したアモルトは、ある古い記録に辿り着く。中世ヨーロッパでカトリック教会が異端者の摘発と処罰のために行っていた宗教裁判。その修道院の地下に眠る邪悪な魂――。
全てが一つに繋がった時、ヴァチカンの命運を握る、凄惨なエクソシズムが始まる――
ガブリエーレ・アモルト神父(1925年 ‐2016年 )は、カトリック教会の総本山ヴァチカンのローマ教皇に仕え、生涯で<数万回の悪魔祓い>を行った実在のチーフ・エクソシスト…だそうです。本作はその自伝を元にしたホラー・サスペンス作品。ラッセル・クロウの迫力あるポスターに、これは魔除けになるかもしれないと思ってしまいました。
発端は、古い屋敷に母とエイミーとヘンリーが引っ越してきたこと。ほこりだらけの屋敷は、元は修道院で強力な悪魔が封じられていたというしろもの。悪魔の標的になったのは、いたいけな子ども。このヘンリーを演じたのはイギリスでモデルと俳優をしているPeter DeSouza-Feighoney。このピーターくん(2011年生まれ)、ラッセル・クロウに嚙みつかんばかりの熱演です。憑依される人たちは、そのメイクにさぞ時間がかかっただろう出来栄えです。美術もおどろおどろしくて『エクソシスト』好きな人には嬉しいシーンも用意されています。悪魔には何でもお見通しなので、神父との攻防にちょっと笑えたりしました。(白)
2023年/アメリカ、イギリス、スペイン合作/カラー/シネスコ/103分
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
https://www.vatican-exorcist.jp/
★2023年7月14日(金)ロードショー
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