2023年06月08日

ミート・ザ・フューチャー〜培養肉で変わる未来の食卓〜  原題:Meat the Future

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監督:リズ・マーシャル
音楽:モービー
ナレーション:ジェーン・グドール
出演:ウマ・ヴァレティ、ニコラス・ジェノベーゼ、エリック・シュルツ、ケーシー・カーズウェル、ダニエル・デスメット、マシュー・レオン、マイケラ・ウォーカー、ムルナリ二・バヴァタネニ、ブルース・フリードリヒ、アマンダ・リトルほか

動物の細胞から肉を育てる培養肉を開発した元心臓専門医でインド出身のウマ・ヴァレティ博士を中心に、食糧危機や環境問題を考えるドキュメンタリー。
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人口増加により2050 年までには世界の肉の消費量が 2 倍になると予測されている。既に畜産業は世界の陸地の半分近くを占め、車よりも多くの温室効果ガスを排出している。
そこで注目されているのが、細胞ベースの肉とも呼ばれる「培養肉」。これは動物を屠殺する必要のない、動物の細胞から肉を育てる食品テクノロジー。
カリフォルニア州バークレーに拠点を置く人工培養肉製造会社アップサイドフード(旧メンフィス・ミート)の共同設立者兼 CEO であるウマ・ヴァレティ博士とそのチームを5年にわたり追跡。1 ポンドあたり18,000ドルの世界初のミートボールから、初めて半分のコストでチキンフィレを誕生させた瞬間を捉えている。

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ウマ・ヴァレティ博士は、インドのヴィジャヤワダ出身。南東部アーンドラ・プラデーシュ州にある都市。ヴァレティ博士が培養肉に目覚めたのは、宗教的なことからかなと思ったのですが、その点については本作では述べられていませんでした。12歳の時、友達の誕生日パーティに招かれていったときに、調理をしている裏庭で、動物や鶏が殺されているのを目撃して、動物を殺す代わりに、肉の成る木があるといいなと思ったのが原点なのです。安泰な心臓専門医の身分を捨てて、まったく違う分野に挑戦することに、お母さまはかなり心配されているご様子。でも、培養肉を思いついたのは、心臓外科医だったからこそなのです。
1931年に、チャーチルが「食べる部位だけ育てる」という言葉をのこしているそうです。テクノロジーの進化は、そんなことを可能にしてしまいました。 あとは、コストをいかに抑えて、誰もが買えるようにすることでしょうか・・・ (咲)


2020年/カナダ/84分/英語・ヒンディー語
配給・宣伝:アップリンク
© 2023 LIZMARS PRODUCTIONS INC.
公式サイト:https://www.uplink.co.jp/mtf/

エシカル・ライフ・シネマ特集 『ミート・ザ・フューチャー~培養肉で変わる未来の食卓~』『リファッション~アップサイクルでよみがえる服たち~』
★2023年6月9日(金)より恵比寿ガーデンシネマ、アップリンク吉祥寺にて公開



posted by sakiko at 14:33| Comment(0) | カナダ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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