2023年02月25日

日の丸~寺山修司40年目の挑発~

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監督:佐井大紀
撮影:中村純 張山準 岩井謙 佐井大紀
イラスト制作:臼田ルリ
語り:堀井美香 喜入友浩
出演:高木史子、シュミット村木眞寿美、金子怜史、安藤紘平、今野勉

寺山修司が構成を手がけた1967年放送のTBSドキュメンタリー「日の丸」を現代によみがえらせたドキュメンタリー映画。
街ゆく人々に「日の丸の赤は何を意味していますか?」「あなたに外国人の友達はいますか?」「もし戦争になったらその人と戦えますか?」といった本質に迫る挑発的な内容のインタビューを敢行した同番組は、放送直後から抗議が殺到し閣議でも問題視されるなど大きな反響を呼んだ。

1967年の映像と同じ手法を今回も用い、道行く人々に「同じ質問」をぶつけた映像を足しています。寺山修司さんがこういう仕事もしていたんだ!と驚きでした。「日の丸と言ったら何を思い浮かべますか?」から始まる矢継ぎ早な質問は、普段聞かれることもない、自分で考えたこともありませんでした。それを口に出すのは戸惑います。
唐突な質問に、はにかみながらもなんとか答える人は、きっと帰宅して「今日ね、こんなこと聞かれた」と話しただろうとなんだか微笑ましくなります。当時の方々はあっさりシンプルに回答している感じがします。
現代はあきらかに胡散臭がられたり、なんでそんなことを答えなきゃいけないんだとか、そういうあなたは誰?とか逆に質問されたりしています。どうやって世に出てしまうのか、怖いですものね。マスクで表情が半分しか見えないのが惜しいです。
新旧の反応の違いが面白いのと、もし自分だったらなんと答えるだろうと考えてしまう映画。
一方、55年前の生活が垣間見られる映像を懐かしく観ました。昭和42年では、最近なら”気合入りのお洒落”に見える和服姿も多く、あのころは普通にお出かけ着だったんだなぁとか、あの建物は今はないなぁとか。そんな楽しみもありました。(白)


2022年製作/87分/G/日本
配給:KADOKAWA
(C)TBSテレビ
https://hinomaru-movie.com/
★2023年2月24日(金)全国公開中

posted by shiraishi at 14:48| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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