2023年02月19日
レッドシューズ
監督:雑賀俊朗
脚本:保木本真也 上杉京子
撮影:出口朝彦
音楽:岡本真夜
出演:朝比奈彩(太田真名美)、市原隼人(谷川拓巳)、佐々木希(谷川由佳)、森崎ウィン(太田仁志)、松下由樹(太田葉子)、観月ありさ(介護施設上司)
夫を亡くして娘と二人、つつましく暮らす真名美。ある日家庭裁判所に呼び出され、生活が貧窮状態にあると指摘された。娘は義母が育てるべきとの行政の判断だった。女子ボクシングにうちこみ、働きながら娘を育てるのは楽ではないが、娘と離れることは考えられなかった。
しかし、職場で理不尽な目に遭っている同僚を庇ったことで首になってしまう。友人たちの助力で新たに老人介護施設に働き口を見つけるが、そこで起こしてしまった事故のため、娘は義母と暮らすことになった。真名美はボクシングの試合に勝ち続け、ファイトマネーを得て生活を立て直したいと決意する。チャンピオンを目指しての猛トレーニングが始まった。
女子ボクシングのチャンピオンを目指すシングルマザーを、映画初主演の朝比奈彩さん。 Oggi専属モデルさんでもあり、ボクシングとキックボクシングは4年前から習っていたそうです。元々陸上で好記録(100m12秒台)を出していたスポーツウーマン、はまり役です。厳しく指導するトレーナーに市原隼人さん、妻子を残して亡くなった夫に森崎ウィンさん。
『ケイコ、目を澄ませて』が2022年の話題をさらいました。岸井ゆきのさんが数々の賞を総なめにした熱演をみせました。また条件の違う女性ボクサーが、自分の目標に到達するまでストイックにトレーニングに励む様子は胸打つものがあります。
タイトルの「レッドシューズ」は、やはりボクサーだった真名美の亡き父が残した赤いリングシューズのこと。真名美も父と同じ赤い靴でリングに上がります。
困窮するひとり親家庭には行政の援助があるはずです(何事も申請しなければ受けられません)し、義母も孫を引き取る前にできることがあったのでは、と思ってしまいます。真名美の笑顔が見られるかどうか、見守ってください。(白)
2022年/日本/カラー/シネスコ/121分
配給:S・D・P
(C)映画レッドシューズ製作委員会
〇公式サイト:http://surf-entertainment.com/redshoes.html
〇公式Twitter:https://twitter.com/RedShoes_movie
〇公式Instagram:https://www.instagram.com/redshoes.movie_official/
〇公式 Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100067627389856
★2023年2月24日(金)新宿ピカデリーほか全国公開
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