2023年2月10日(金)YEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開 劇場情報
土から生まれ、土とともに生きる
監督:リー・ルイジュン
製作:チャン・ミン リー・イェン
製作総指揮:シャン・ホー
出演
ウー・レンリン:馬有鉄(マー・ヨウティエ)
ハイ・チン:貴英(ツァオ・クイイン)
ヤン・クアンルイ:チャン・ヨンフーの息子ヤン・クアンルイ
チャオ・トンピン:マー・ヨウトン
2011年、中国西北部の農村。貧しい農民有鉄(ヨウティエ=ウー・レンリン)は兄の家に同居しているが、兄の息子を結婚させるための厄介払いのため、障がいのある内気なクイイン(ハイ・チン)と見合い、結婚させられた。
互いに家族の厄介者だったふたりだが、やがて、互いを慈しみ力を合わせ、作物を育て、質素な家を作り、慎ましくも協力して日々を生きるのだが、自然の猛威や変わりゆく時代の波にさらされる…。
クイインは初めて会ったその日からヨウティエの優しさに気付いていたと話す。
ヨウティエとクイイン、それに心強いロバとの毎日の生活と暮らし。力を合わせ毎日懸命に働き、ついに自分の家をもった。だが、その幸福は長くは続かなかった…。
中国で公開されると、レビューサイトで本年度中国映画ベスト1の評価をされじわじわ広がり、公開2ヶ月経ってからTikTokが火付け役になり、若い世代を中心に興行収入トップに躍り出る大ヒットを記録し、<奇跡の映画>とまで呼ばれたという。
自分たちにのしかかってくる境遇を淡々と受け入れ、貧しくも、農作業から家を作ることまで、自分でできることを黙々と続ける有鉄。障害をもちつつも、そんな夫を手伝う貴英。ふたりの慎ましい生活が淡々と描かれる作品だけど、農村の美しい風景の中、厳しい労働と、お互いを思いやる二人の姿に癒される。そんなところが、中国の人たちにも受けたのだろう。それにしても、こういう地味な映画がヒットするというのは珍しい。そういうこともあるんですね(暁)。
オフィシャルサイト
2022年製作/133分/G/中国
配給:マジックアワー、ムヴィオラ
2023年02月05日
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