監督:山口龍大朗
脚本:敦賀零
撮影:神戸千木
出演:吉村界人(健一)、田中美里(彩子)、津田寛治(拓郎)、冨手麻妙(石川)
千葉の九十九里浜。健一は実家のサーフショップで働いていたが不慮の事故で死んでしまった。自分の身体をつくづく見下ろし、自分が幽霊になったことに気がついた。実家に帰ると、数年前に死んだはずの父・拓郎がいた。明るく挨拶する父だったが、健一と同じ幽霊で、見えなかったけれどいつもいたらしい。母・彩子には、幽霊になった健一も父親も見えていることもわかった!?
吉村界人さん、この頃出ずっぱりのような感あり。サーファーカットの金髪にピンクのシャツとパンツ(少し薄いピンク)がよく似合っています。こんなに早く事故死したのでは、思い残すことが多すぎるはず。誰にも伝えられないのが普通ですが、この作品の母には幽霊が見えます。健一はめんどくさいなと思いつつ、母や父と話ができました。並んでタバコも吸えました。高校の同級生が泣いてくれました。そんなことができるなら、自分は誰に会いたいだろうと、観終わって考えてしまいました。寂しがり屋の母ちゃんとぶっきらぼうな息子との会話は、おかしくてあったかくてせつないです。(白)
2022年/日本/カラー/39分
配給:SAIGATE
(C)映画「人」制作チーム
https://eigahito.com/
★2022年8月26日(金)ロードショー
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