2022年07月09日

さよなら、バンドアパート

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監督:脚本:宮野ケイジ
原作:平井拓郎
撮影:吉沢和晃
音楽:アントニオ古賀
出演:清家ゆきち(川嶋)、森田望智(ユリ)、梅田彩佳(ユキナ)、松尾潤(徹也)小野武正(シンイチロウ)上村侑(中学生の川嶋)髙石あかり(美咲)千原せいじ(爬虫類男)竹中直人(平原)

ライブハウスが歓声で揺れている。光の中心にいるのは、バンドでギターとボーカルを担当する主人公・川嶋。人気ミュージシャンとして輝く光を放つ彼にも、”あの頃”がある。まだ誰でもなかった”あの頃”。無名の彼を支えたのは、運命的に出会った人々だった。
ミュージシャンになる夢に気づかせてくれた美咲、明るい笑顔の下に孤独を抱えていたユキナ、夢を追いかける背中を押してくれたユリ、父親のような存在のバイト先のオーナー、そしてバンドのメンバーたち。多くの人々との出逢いと別れ、そして絶望や衝突を不器用ながらも乗り越えた”あの頃”。

原作は「note」で発表され書籍化されたミュージシャン平井拓郎による同名小説。かつて同じようにミュージシャンを夢見ていたという宮野ケイジ監督がメガホンを取りました。日本中、世界中にそう思っていた人が何万人もいることでしょう。
”あの頃”に共感した人が平井さんのブログを愛読し、9か月というこれまでにないスピードで書籍化される原動力になりました。川嶋を演じた清家ゆきちさんは映画初主演、ミュージシャンとして活動していた方なので、ライブシーンお楽しみに。
川嶋と出逢い、寄り添ってくれた女性たち、衝突を繰り返しながら磨き合った仲間。誰にも似た人がいるはず、同じような思いを抱いたはずです。躓いて、心折れて、痛くてほろ苦い青春も過ぎればいつか思い出になります。この先の道が茫漠としたままでも、生きているうちは、生きていく。生きていたらこんな風にいいことにも出逢えるよ。(白)


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左から宮野ケイジ監督、松尾潤、清家ゆきち、森田望智、小野武正(KEYTALK)、平井拓郎(原作者)
先行上映舞台挨拶 6/16

2021年/日本/カラー/97分
配給:MAP
(C)2021「さよなら、バンドアパート」製作委員会
https://banapa.net/
★2022年7月15日(金)シネマート新宿ほかロードショー

posted by shiraishi at 23:50| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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