2022年06月19日

イントロダクション  原題:인트로덕션 英題:Introduction 

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© 2020. Jeonwonsa Film Co. All Rights Reserved

監督・脚本・撮影・編集・音楽:ホン・サンス 
出演:シン・ソクホ、パク・ミソ、キム・ヨンホ、イェ・ジウォン、ソ・ヨンファ、キム・ミニ、チョ・ユニ、ハ・ソングク

将来の進路も定まらず、まだ何者にもなれない青年ヨンホの物語。

ソウルの一角。ヨンホは、父が経営する韓方病院に呼び出される。説教されるのを覚悟で行くが、父は演劇界の大物俳優への応対に忙しい。時間を持て余し、外で煙草を吸っていると顔馴染みの看護師の女性から「愛してると言ったのを覚えてる?」と言われる。「はい、今も愛してますよ」と答えるヨンホ・・・

ヨンホの恋人ジュウォンは衣装デザインを学ぶため母親と共にドイツのベルリンに行き、母の旧友宅に居候する。3人が散歩中、ヨンホから電話がかかってくる。一日も離れていたくなくて追いかけてきたというのだ。さっそく会う二人。「僕もここで勉強できればいいな」とジュウォンを抱きしめる・・・

東海の海辺の食堂。ヨンホの母と演劇界の大物俳優がヨンホの到着を待っている。かつて、ヨンホはこの大物俳優に父親の病院で会い、「俳優になるといい」と助言され、俳優になろうとしたが、あることがあって断念したのだ。理由を聞いた俳優は「若いのに頭が固くてどうする」と怒声を浴びせる・・・

“イントロダクション”には、「紹介」「序文」「入門」「導入」など多様な意味が込められていて、韓国語にはそれに見合うひとつの単語がないため、英語のタイトルにしたとのこと。
タイトルに込められた意味を聞いて、本作を振り返ると、ふむ、なるほど・・・という部分もあるのですが、いつもながらホン・サンス監督にはぐらかされた思いが残りました。
ヨンホは、金持ちの父をアテにしているワケではないのですが、どこか甘い・・・ 
そんな息子を心配する母親に、ちょっと同情してしまいました。(咲)


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『イントロダクション』主演 シン・ソクホ オンライン舞台挨拶

2020年/韓国/韓国語/66分/モノクロ/1.78:1/モノラル
字幕:根本理恵 
配給:ミモザフィルムズ
公式サイト:http://mimosafilms.com/hongsangsoo/
★2022年6月24日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開



posted by sakiko at 19:56| Comment(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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