2022年06月18日
パリ・オペラ座バレエ・シネマ「ジェローム・ロビンズ・トリビュート」
振付:ジェローム・ロビンズ
音楽:ワレリー・オブシャニコフ
演奏:パリ・オペラ座管弦楽団
芸術監督:オーレリ・デュポン
撮影年月日:2018年11月8日、パリ・オペラ座ガルニエ宮
「ファンシー・ブリー」
音楽:レナード・バーンスタイン
キャスト:エレオノーラ・アバニャート、アリス・ルナヴァン、ステファン・ビュリオン、カール・パケット、フランソワ・アリュ、オーレリア・ベレ、アレクサンドル・カルニアト
「ダンス組曲」
音楽:ヨハン・セバスチャン・バッハ
キャスト:マチアス・エイマン
「牧神の午後」
音楽:クロード・ドビュッシー
キャスト:ニンフ/アマンディーヌ・アルビッソン、牧神/ユーゴ・マルシャン
「グラス・ピーシズ」
音楽:フィリップ・グラス
キャスト:セウン・パク、フロリアン・マニュネ
ジェローム・ロビンズ(1918ー1998)の名前を知らずに試写を観始めました。
最初の作品「ファンシー・フリー」は、振付家としてのデビュー作。水兵が女性との出逢いを楽しむコミカルなバレエで、歌のないミュージカルを観ているような気になりました。これは後に「オン・ザ・タウン」(On the Town/1944年)としてミュージカル化、1949年にはジーン・ケリーの監督・主演で『踊る大紐育』として映画化されています。
20代半ばで振付家として脚光を浴びて以来、多くの作品を送り出したジェローム・ロビンズ。その中からパリ・オペラ座での4つの演目が選ばれています。それぞれ異なった趣と、ダンサーたちの感情表現、鍛えぬいた身体での羽のように軽やかな動きをお楽しみください。アップの画面では流れる汗も、肩で息をする様子もわかります。それでもいつも笑顔の彼らに感嘆。
ロビンズはアメリカ、マンハッタン生まれ。アメリカン・バレエ・シアターでソリストとして、のちにニューヨーク・シティ・バレエ団で活躍しました。アカデミー賞受賞映画『ウエスト・サイド物語』(1961)では、ロバート・ワイズと共同監督。今回ご紹介したほかにも「王様と私」「屋根の上のバイオリン弾き」などの振付を手がけています。(白)
2018年/フランス/カラー/シネスコ/114分
配給:カルチャヴィル
Photos (C) Sebastien Mathe / OnP
https://www.culture-ville.jp/jerome
★2022年6月24日(金)東劇/新宿ピカデリー/ミッドランドスクエア シネマなんばパークスシネマ/kino cinema神戸国際/札幌シネマフロンティア/熊本ピカデリーロードショー
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