2022年06月12日

エリザベス 女王陛下の微笑み  原題:Elizabeth: A Portrait in Part(s)

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(C)Elizabeth Productions Limited 2021

監督:ロジャー・ミッシェル(『ノッティングヒルの恋人』)
製作:ケヴィン・ローダー
音楽:ジョージ・フェントン
出演:エリザベス2世、フィリップ王配、チャールズ皇太子、ウィリアム王子、ジョージ王子、ダイアナ元妃、ザ・ビートルズ、ダニエル・クレイグ、マリリン・モンロー、ウィンストン・チャーチル ほか

2022年に在位70周年を迎えたエリザベス女王の初の長編ドキュメンタリー。
新型コロナウイルスの感染拡大で撮影ができないことから、ロジャー・ミッシェル監督は、アーカイブ映像からドキュメンタリーを作ることを提案。様々なテーマの中から選んだのが女王陛下。プロデューサーのケヴィン・ローダーと共に、ありきたりな王室ドキュメンタリーでなく、「機知に富んだイタズラ心と、サプライズがあるものを作りたい」と意見が一致。1930年代から2020年代までの膨大なアーカイブ映像の中から紡ぎだしたエリザベス女王の90年の物語。

ロジャー・ミッシェル監督は、2021年9月、最後のサウンドミックスの日に残念ながら亡くなられ、本作は遺作となってしまいました。
エリザベス女王の生誕からの素の姿から、公式の場でのとっておきの場面までがぎゅっと詰まった90分。6月2日から4日間にかけて行われた在位70周年「プラチナ・ジュビリー」の祝賀行事の生中継をはじめ、関連番組の数々が放映されましたが、その記憶も新しいうちに観ると、また格別な感動があると思います。
1952年、25歳の若さで英国女王という重責に就き、数多くの公務をこなしながらも、自然体で家族と暮らす姿に魅せられます。なによりお若い時のエリザベス女王は、チャーミングで華麗で女優さんのよう! ユーモアにも溢れるお人柄に和ませられます。

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(C)Elizabeth Productions Limited 2021

私にとってエリザベス女王といえば、香港の中環(セントラル)の中央郵便局の1階から2階に上がるエスカレーターの正面にかかっていた若い時の写真。よく眺めていた可憐な女王様の写真は、1997年7月1日以降は外されてしまい、ちょっと寂しい思いをしたのを思い出します。
今年4月21日に96歳になられたエリザベス女王。まだまだ気高い姿を見せてくださることを願っています。(咲)


2021年/イギリス/カラー/90分/英語/5.1ch/ビスタ
字幕:佐藤恵子/字幕監修:多賀幹子
後援:ブリティッシュ・カウンシル
配給:STAR CHANNEL MOVIES
公式サイト:https://elizabethmovie70.com/
★2022年6月17日よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー




posted by sakiko at 19:12| Comment(0) | イギリス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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