2022年06月03日

クラウディ・マウンテン(原題:峰爆 Cloudy Mountain)

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監督:李 駿(リー・ジュン).
音楽:出演:朱 一龍(ジュー・イーロン)、黄 志忠(ファン・チーチョン)、陳 数(チェン・スゥー)、焦 俊艳(ジャオ・ジュンイェン)、成 泰燊(チェン・タイシェン)、張 国立(チャン・グォリー)、張 譯(チャン・イー)、白客(バイケー)

中国西南部、周囲を山々に囲まれた街は春節を前に賑わいを見せている。一方、山では10年を要した高速鉄道を通すためのトンネル掘削工事がようやく終わりを迎えようとしていた。休暇を返上し、工期に間に合わせるために働く技術者たち。地質学の専門家ホン・イージョウ(ジュー・イーロン)もその日、変動し続ける地殻の再調査にあたっていた。ところが、トンネル内で突然の湧水が技術者たちを襲い、街では大規模な地盤の陥没が発生する。やがて2時間以内に地殻変動により山が崩落し、大量の土砂が市街地へ流れ込むことが発覚する。未曾有の危機から16万の住民を救うには山を爆破するしかない!タイムリミットが迫る中、イージョウが作業に名乗りを上げる。

中国の大がかりなディザスター(自然災害)作品。中国のCG技術の進歩と、潤沢な製作費が想像できます。災害に負けずに立ち向かう人の姿は感動を呼びますが、それにしても次々と問題が起こりすぎ。そしてまた、主人公が困った人を助けるために現れてくれるんです。そ、それは無理~と言わず、見守りましょう。コロナ以降いろいろ苦難を抱える人が増えているでしょうから、ヒーローに活躍してほしい!すっきりしたい!そんな気持ちに応えてくれます。
地震、津波、水害と次々災害に襲われる日本では他人事ではありません。こんな活躍はできなくとも、できる備えをしておきましょう。
ジュー・イーロンは連続ドラマで日本に知られるようになったところです。時代劇、現代劇どちらでもイケメンぶりが目立ちます。歌手でもあって羅大佑の「追夢人」をカバーしている動画がありました。メイクのせいかちょっとトニーレオンにも似ています。(白)


山の崩落から町を救うため、命がけで立ち向かう地質学者ホン・イージョウ。まさにヒーローなのですが、それにしても春節で帰ってくる父にあまりに冷たい。実は、父親は元鉄道兵で、やはり仕事優先で家族をないがしろにしたことを息子は根に持っているのです。その父とのわだかまりが、大災害に立ち向かう中でとけるというのが、本作のクライマックス。まさにお涙ちょうだい。こういう映画が、今の中国では受けるのでしょうねぇ。
息子を演じたジュー・イーロンがトニー・レオンなら、父親を演じたホァン・ジージョンは、奥田瑛二さんに見えました。(咲)


2021年/中国/カラー/ビスタ/114分/G
配給:クロックワークス
(C)2021 CHINA FILM CO.,LTD
https://klockworx-asia.com/mountain/
★2022年6月10日(金)ロードショー

posted by shiraishi at 20:35| Comment(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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