2022年05月22日

狼たちの墓標   原題:강릉(カンヌン 江陵)  英題:TOMB OF THE RIVER

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監督・脚本:ユン・ヨンビン
撮影:ユン・ジュファン『技術者たち』
音楽:モク・ヨンジン『暗数殺人』
出演:ユ・オソン(『安市城 グレート・バトル』『友へ チング』)、チャン・ヒョク(『剣客』『僕の彼女を紹介します』)、パク・ソングン(『KCIA 南山の部長たち』)、オ・デファン(『ただ悪より救いたまえ』)、イ・ヒョンギュン(『幼い依頼人』)、シン・スンファン(『ベテラン』)

韓国・東海岸屈指のリゾート地・江陵(カンヌン)。平昌オリンピック(2018年2月)を半年後に控え、さらなる大規模開発に沸いている。この地を牛耳る組織の幹部キルソク(ユ・オソン)は、暴力に頼らず、秩序と義理を重んじて町を安定させ、地元警察からも一目置かれている。そんな彼の前に、巨大な開発利権を狙う新たな勢力が現れる。目的のためなら手段を選ばない非情な男ミンソク(チャン・ヒョク)が、キルソクの前に立ちはだかる。二つの組織の対立は、警察をも巻き込み血で血を洗う抗争へと発展していく・・・。

冒頭、2007年、南西部の港町・群山に密航船が漂着してくる。船には、殺した男のそばに血まみれになった男ミンソクがいた。密航してきた彼は、ある組織の人殺しなどの汚れ仕事や、臓器やクスリの売買で生き抜き、待遇が気に入らず会長をも殺し、手段を選ばずのし上がっていく。チャン・ヒョクが、これでもかという非情な男を演じきっています。
方や、ユ・オソンが演じるのは、「俺」よりも「俺たち」を常に大事にする義理堅い親分。海辺に佇むだけで、ただならぬ存在感を見せつけてくれました。
江陵出身のユン・ヨンビン監督は、いつか故郷を舞台に映画を撮りたかったとのこと。江陵の市場で繰り広げられる追走劇、日の出に夜景・・・ 海を眺めながら、「西海岸より、東海岸だな」という言葉に、監督の江陵愛をずっしり感じました。(咲)


2021年/韓国/カラー/シネスコ/5.1ch/119 分/韓国語
日本語字幕:金 仁恵
配給:クロックワークス
公式サイト: http://klockworx-asia.com/bohyo/
★2022年5月27日(金) より シネマート新宿 ほか順次公開



posted by sakiko at 17:52| Comment(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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