2022年04月23日
ホリック xxxHOLiC
監督:蜷川実花
原作:CLAMP「xxxHOLiC」(ヤングマガジン)
脚本:吉田恵里香
撮影:相馬大輔
音楽:渋谷慶一郎
美術監督:Enzo
美術:後藤レイコ
装飾:前田陽
出演:神木隆之介(四月一日君尋)、柴咲コウ(侑子)、松村北斗(「SixTONES」)(百目鬼静)、玉城ティナ(九軒ひまわり)、趣里(美咲)、DAOKO(マルダシ)、モトーラ世理奈(モロダシ)、磯村勇斗(アカグモ)、吉岡里帆(女郎蜘蛛)
高校生の四月一日君尋(わたぬききみひろ)は、あるときから人の心の闇に寄り憑くアヤカシが見えるようになった。その能力のせいで、孤独な生活を送っていたが、ある日不思議な蝶に導かれて、「ミセ」にたどり着く。妖艶な女主人の侑子(ゆうこ)は、能力を消したいという四月一日の願いを叶えてやれるが「一番大切なものと引き換え」だという。お手伝いとしてミセに住みこみ、通学する四月一日に初めて同級生の友達ができた。百目鬼静(どうめきしずか)や九軒(くのぎ)ひまわりと、これまでにない楽しい日々を過ごす四月一日に、アヤカシを操る女郎蜘蛛の魔の手が近づいていた。
新体感ビジュアルファンタジー。目くるめく蜷川実花ワールドにクラクラすること必至。ストーリーは妖怪譚で、闇の世界のおぞましいものがたくさん登場しますが、それもまた美しいです。願いを叶えてとやってくる人々に、女主人の侑子がかける言葉はなかなか含蓄があります。柴咲コウさんにひたと見つめられたら、何でも頷いてしまいそうではあります。
いつまでも高校生役ができそうな神木くん、エプロン姿で家事をするのもサマになっています。声優としてもベテラン。朝ドラで稔さんだった松村くん、道着姿が凛々しいです。『惡の華』で強い印象を残した玉城ティナさんは監督・脚本にも進出。難読人名の3人でした。若い俳優さんたちの今後も楽しみです。
ほかの映画より多そうな美術や衣裳の方々の熱の入れようがわかる出来栄え。ご苦労したはずですが、同時にすごく楽しんだのではないでしょうか?コミケでコスプレしたくとも、侑子の衣裳は豪華絢爛すぎて真似するのも大変そうです。出るたびに違う、あの素敵な衣裳は撮影が終わったらどこにいくのでしょう?気になります。(白)
2021年/日本/カラー/シネスコ/110分
配給:松竹、アスミック・エース
(C)2022映画「ホリック」製作委員会 (C)CLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社
https://xxxholic-movie.asmik-ace.co.jp/
★2022年4月29日(金・祝)ロードショー
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