監督・編集:永岡俊幸
出演:瀬戸かほ、里内伽奈、福場俊策、小山梨奈、ミネオショウ、星能豊、サトウヒロキ、牛丸亮、宇乃うめの、しじみ、西條裕美、小川節子
東京生まれ東京育ちの絵里。仕事に追われる中、1週間の休暇をもらう。地方の湖畔の町の亡き祖母が遺した家で過ごすことに。近くに住む叔母が駆けつけてくれる。同い年で建築家の従兄や大学生の従妹との再会。従兄のフィアンセや、従兄たちが靴を作ってもらった靴職人、従妹の大学の古墳研究者とも知り合う。
3日目、従妹とドライブ。祖母の描いた絵にあった灯台のある海辺へ。
4日目、湖畔に座っていると、自転車がパンクしたというバックパッカーに声をかけられる。祖母の家に招きパンクを直し、代わりに回らなくなったレコードプレイヤーを直してもらう・・・
窓を開けると、庭にはクレマチスの花。縁側から庭に降りるところに沓脱石のある伝統的な日本の家。佇まいが素敵です。
祖母の描いた絵に囲まれ、レコードを聴きながら、祖母の日記を読む・・・
時が静かに流れる中、出会いもあった7日間。
日常を離れて、こんなヴァカンスの過ごし方もいいなぁ~と。
映画の中では、あえて松江や日御碕の名前を出していませんが、宍道湖の畔にある松江や、崖っぷちに高くそびえる白い日御碕灯台など、観る人が観ればわかるロケ地。私にとっては懐かしい場所で、心が和みました。
クレマチスの花言葉は、精神の美、旅人の喜び、策略などとか。
どれもが当てはまりそうな7日間の物語です。(咲)
2020年/日本/カラー/62 分/ヨーロピアンビスタ/デジタル
配給:アルミ―ド
協力:島根県観光連盟、松江フィルムコミッション協議会、松江観光協会
公式サイト:https://clematis.space/
★2022年4月8日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
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