2021年12月10日

私はいったい、何と闘っているのか

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監督:李 闘士男
原作:つぶやきシロ―「私はいったい、何と闘っているのか」(小学館刊)
脚本:坪田 文 
音楽:安達 練
主題歌:ウルトラ寿司ふぁいやー「今すぐアナタを愛したい」(AMUSE)
出演:安田顕(伊澤春男)、小池栄子(伊澤律子)、岡田結実(伊澤小梅)、ファーストサマーウイカ(高井)、SWAY/劇団EXILE(梅垣聡)、金子大地(金子)、菊池日菜子(伊澤香菜子)、小山春朋(伊澤亮太)、田村健太郎、佐藤真弓、鯉沼 トキ、 竹井亮介、久ヶ沢徹、伊藤ふみお(KEMURI)、伊集院光、白川和子

伊澤春男45歳。スーパーウメヤの万年主任。店長に期待され、クールな高山さん、熱い金子くんたちと充実した毎日を送っている。家庭では妻、律子と可愛い娘、小梅と香菜子、長男の小学生の亮太と5人家族のマイホームパパ。実は春男の頭の中は常に先を読み、妄想が止まらない。気を遣ったはずがことごとく裏目に出て、自分の人生こんなもんと諦めの境地である。ある日ウメヤに緊急事態発生、本部から新店長がやってくる。春男にはこれまでなかった”副店長”という肩書がついた。

李闘士男監督と安田顕さんが『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』(18年)以来の再タッグ。李監督の作品の登場人物は”濃い人”が多いですが、今回も大勢揃っています。空回りばかりの主人公・春男の笑顔の裏の闘い(脳内)をモノローグで表現していて、安田顕さんのモノローグも大量。逡巡するのもみな音声でかぶさるので、最初うざいです(笑)。いろいろ考えた割に成果がないのはお約束。思ったことを口に出せず、行動に移せず、損な役回りになってしまうのですが、しょうがないなぁと思われても、嫌われたりしません。こんな人だからあんな家族がいて、差し引きプラスの人生です。後半意外な事実が判明し、さらにほっこりします。
『母さんがどんなに僕を嫌いでも』(18年)の”タイジくん役”だった小山春朋くんがずいぶんと大きくなっていました。(白)


2021年/日本/カラー/114分
配給:日活、東京テアトル
(C)2021 つぶやきシロー・ホリプロ・小学館/闘う製作委員会
https://nanitata-movie.jp/
★2021年12月17日(金)ロードショー
posted by shiraishi at 22:03| Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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